前記事に続きその子(笑)

そんな事での続きその子さんであります(爆)

秋田味商さんの工場にお邪魔して来ました。

既に何度も試食させて貰い監修済みなのですが、更に美味しくしたいと言う事で微調整を何度も繰り返しているそうです。

比内地鶏のガラがポイントです。

最初のレシピを替える時に、一気に↓の画像の2倍の量に増やしたそうです(驚;)

ぼんじり、或いは、手羽先の一部の骨から出る油は極上です。

隠し味は、しょっつる&キノコだす(核爆)

節系は3種類。この日、確認したのですが、鰹系の節は私のところよりも高価な物を使用しておりました(驚;)

温度にも細心の注意を払っておりました(感心)

工藤社長の熱意は最初から伝わってはいましたが、執念を持ってやり遂げる姿勢には、本当に頭が下がる思いです。

試作から二ヶ月、毎日中華そばを食べているそうです。

監修OK後もほぼ毎日、微調整をして食べているそうです。

たまにはわざわざ私のところに足を運び、中華そばを食べて、
お持ち帰り中華そばを最低でも2箱(4食)は購入して、帰宅後冷凍して、
味に迷うと、取り出して食べて勉強すると言う熱心さなのです。

メンマも一切妥協するところはありません。

私のところと同じ乾燥メンマを戻す拘り振りです。

しかも同じメーカーから、同じ長さ(6m~8m)の物を仕入れしたそうです。

メンマ業者は、手前戻しをしたがりません。詳しく調査した事もありませんし、全く分かりませんが、できない(しない)理由が何かしらあるのかもしれませんね!

メンマも「琴平荘メンマ」と言う商品を作り、箱ラーメン、或いはスーパー等に卸すと言う話も出て、監修しましたが、決裂した経緯があります。

とても美味しかったのですが、食感だけが合わずに妥協できずに商品化には至りませんでした。

詳細理由は聞きませんでしたが、手前戻しができないとの返答でした。

やむなしでした。

工藤社長は私のところと同じメンマに出来る限り近づくようにと何度も試行錯誤したそうです。

メンマもクリソツ、高卒、専門学校だす(爆)

これは琴平荘メンマでも売れそうですね(笑)

メンマ、たかが脇役と思っている人も多いと思いますが、さにあらず!

これまで、相当の食べ歩きをして来ましたが、メンマ不要の方が良かったと言うラーメンには結構当たりましたからね!

スープを壊してしまっているトッピングって案外多くあると思っています。

そして、海苔好きの工藤社長は、海苔にも拘りたいと考えているようです。

第一弾も黒バラ海苔入りにしていますし、相当の海苔好きである事は言うまでも無いで様です。

第一弾もまさかのまさかと言う坂から生れた商品なのです(爆)

最初に知り合うきっかけとなったのが、四輪工藤社長直筆の恋文だす(核爆)

なにやら、私のところの中華そばを食べて感動した云々かんぬん…。

まあ、早い話が、比内地鶏のガラ等を買って欲しかったのだと思います。

今の中華そばの価格設定では比内地鶏を使用するのは厳しい。

開店当初は使用してはいましたが、赤字に拍車を掛けてしまった経緯も伝えました。

比内地鶏に辿り着いた事を工藤社長は喜んでくれたはいましたが、再度、使用する為には、最低でも100円以上の価格改定をしなければ間に合いません。

こんな田舎の中華そば処で、デフォ850円超は地元ファンからは失望される事必至。少しくらい流行ったからと言って、調子に乗ると地獄をみるだろうと言う、よい、悪い例になると分析します。

比内地鶏の旨さは誰よりも承知してはいますが、コストを考慮して断念し、
今でも再使用はできない旨をお伝えしました。

折角の長文、しかも手書きに対して、パソコンから打った文章。

何とか失礼は無い様にと配慮しながら打ちました。ガチの社交辞令ではありましたが「何か御社とのコラボ商品でお土産ラーメンみたいな物を作れたら素敵ですね!」と返しました(全くやる気無し核爆)

その社交辞令に、本気(マジ)になった工藤社長が、動き出したのでした(仰天;)

まあ、美味しい物、納得行くものでないとNG。

一番恐ろしいのが「妥協」です。

勝手に製麺所(八郎めんさん)とスープメーカーに試作を作らせて、
私のところに送って来たのでした(仰天;)

私のところに送って来るまで、相当の時間を要した様です。

まあ、今だから言えますし、大変失礼ながら、恐らくは大した事は無いだろうと最初は試食をしました。

美味しい!実に美味しいラーメンでした。

何度も試作させて、工藤社長自身が何度も試食して、これならと自信を持った時点で送られた様ですね!(感心)

コラボ商品なのですから、私のところの味の雰囲気が出ていて、美味しければ
良い訳です。

比内地鶏のチー油の恐ろしさ、凄さを改めて再認識させられた瞬間でもありました。

大して美味しくも無いスープにでも、比内地鶏のチー油の力があればそれこそ美味しくいただく力があると言っても過言ではありません。

それが、美味しいスープを完成させて、プラスチー油の旨味(力)を足すのですから、これはやばいですよ!

最初の社交辞令時後のやりとりでは、商品化は相当に難しいどころか夢に終わると思っていました。

しかし、これは面白い!行けるぞ!と相成った訳です。

普通は4食1080円。まあ、比内地鶏のチー油は高価で貴重ですから、3食1080円くらいでは?と打診したのですが、安売りは絶対にしたくないだすから2食1080円で売らせて頂きますと断言(大汗;)

もう、その勢いに私もタジタジで「価格設定は全てお任せします」しか言えませんでした(爆)

箱も洒落た箱を作らせて、味噌のチー油に黒バラ海苔入りにしたのです。

非常に売れていて好評、リピーターも多いとの報告を頂いております。

しかし、私のところの箱ラーメンに取れる油の量が決められていて、確保に限界があると言います。まあ、こればかりは仕方ないですね!

さて、コラボ第二弾の冷凍バージョンも期待できる商品となりそうです。

今月末には販売開始になる予定との事ですの宜しくお願いします。

https://www.ajisho.jp/index.cgi