元日のご馳走です!
全国津々浦々で雑煮の具は違うと思いますが、
我が家ではいつも極々シンプルでいただいています。
昆布&鰹節も旨いと思いますが、出汁は自宅にあるもので間に合わせます。
大型の角飛魚の焼き干しを使用します。
勿論、天下の仁三郎の定置網で獲られたものです。
新年が明けてから数日であれですが、仁三郎とは絶対に喧嘩をしてはいけないと今年も念を押しておきます(爆)
弱火で40分程煮出します。
そして、動物系は鶏です。地鶏ではなく、国産ブロイラーで十分です。
食べなれないせいもあるのか?あの地鶏の弾力が硬くて美味しくないと言う香具師が家族の中にいますので、とりあえずブロイラーであります(爆)
ここで日本酒をお猪口一杯と多めの量を入れます。
魚出汁&鶏の臭みを消してくれるので不可欠な調味料です。
ほんの数滴でも臭みを消してくれますが、鶏肉も微妙に軟らかく仕上がりますし、旨味も加わり風味も上がるので多めの量を入れます。
後は糸コンニャクを入れます。因みに赤い糸で結ばれているのは、糸婚約と
言います(爆)
そして、薄皮を入れるだけです。
牛蒡を入れると嫌だと言う香具師が家族の中にいるので、
入れません(爆)
春の保存山菜や秋のキノコを入れても美味しいのですが、
家族の中に入れない方が旨いと言う香具師がいるので止めました(爆)
醤油味にしますがチャーシューの煮汁を入れると、豚風味も混ざり
コクを増します。
餅は「おかん」の実家から来ます。つけ麺とトレードします(笑)
やはり、嫁さんは農家から貰うと最高ですよ!
餅だろうが、米だろうが野菜だろうが全て貰えますから(爆)
やはり、餅の搗き立ては格別です。
市販のやつは何か嫌な臭いを感じます。
ただ、「おかん」と結婚する前は、こちらのお餅を購入して食べていました。
あだりめ余目旨い餅ですよ!
餅を焼いても煮ても美味しいですが、私のところは焼くのが面倒なので、
「チン!」して丼にぶち込みます(笑)
いやぁ~、何か丼が美味しそうでありませんね(苦笑)
私は三つ葉と海苔が好きなのですが、三つ葉が嫌いな香具師が家族の中に
いますので、万能ネギに替えます(笑)
本来は芋の茎の乾物を入れると最高なのですが、家族の中に
入れると嫌だと言う香具師がいるので入れませんでした(爆)
ずいき呼称が一般的ですが、地元では「じぎ芋」と言ったり、
「からとり」呼称しています。
こちらも年越しや正月には不可欠の食材ですが、雑煮ではなく、
納豆汁の方に入れます。
納豆汁には豆腐が付き物かもしれませんが、家族に豆腐を入れると喰わないと言う香具師がいますので、豆腐ではなく油揚げを入れます(爆)
私も豆腐大嫌いの油揚げ大好き人間なのです(爆)
揚げ出し豆腐はある程度は好きで食べる事ができます。
そして、今年も納豆汁にはナラタケであります。
今になっての一昨年の秋に収穫した物であります。
山から盗み出して来たのが、山賊でもある羽後塾長であります(爆)
ある時は山賊になり、またある時は海賊になる羽後塾長であります(爆)
自給自足の精神には頭が下がります。
春の山菜はまず間違いなく採れますが、秋キノコだけは巨人の星に登場する熊本の左門になるとは限りません(爆)
昨年全て食べていれば、今年は購入して食べないといけなくなるところでした。
ナラタケの水煮は超高級品です。簡単に手の出るものではありませんからね!
今年の秋は遭難騒動してでも採って来てくれる事でしょう(核爆)
そして、我が家で60年以上は続いている年越し&正月料理の
「のっぺ」であります。勿論私が生まれる前からの物であります。
掛神姓は結構珍しい苗字でありまして、越後に本家があります。
親父も越後の出身でありまして、幼い頃から食べていた郷土料理を
「大おかん」に作らせたのが始まりと言います。
勿論、越後の郷土料理でありまして、津々浦々の「のっぺい汁」の
減汁バージョンとは全く違う料理であります。
胡麻油も一滴も使用しませんし、片栗粉でトロミをつける事も一切しません。
里芋から出た自然のヌメリがあれば、それで十分なのです。
そして、のっぺい汁と全く異なる事はわざと冷たくして食べるのです。
越後でも熱くして食べる地域と冷たくして食べる地域があると
言います。
祝い事にも法事でも食べられる料理で、切り方も違うと言う事を聞いた事が
ありますが、我が家は適当です。
ただ、必ず冷めてから冷蔵庫で冷やすか、外に一晩置いて冷え冷えにして食べます。
味付けは、薄口醤油でも良いですし、塩味にして濃い口醤油を数滴垂らしても
美味しいです。
この作り方で、醤油メインの味付けをすればほぼ筑前煮です。
胡麻油はお好みと言う事で良いと思います。
正月は御節料理も作る暇もありませんし、外注すると馬鹿みたいに
高く取られますので、軽く20年以上は御節お膳を拝んだ事はありませんorz
正月は、雑煮、納豆汁、のっぺ。そして、鈴廣の蒲鉾があれば最高の
正月になります。
以上、質素みたいに思える正月料理ではありますが、これを全て購入してと
なるとかなり贅沢な訳です。
雪海苔なんかも頂き物ですし、購入したら1人分で500円は付きます(大汗;)飛魚も購入して出汁を取ったとしたら、
それだけで1000円は付きます。
餅だって決して安い物ではありません。ナラタケやナラタケモドキも
1人分で300円も付きます(汗;)
全て大変美味しく頂き、例年通りの正月に大満足しました!
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