飛魚焼き干し

のっけからですが、天下の仁三郎とは喧嘩してはいけません!(爆)

この日も飛魚を求めて「仁豊丸」を待ちます。
ほぼ8時の帰港なのですが、8時10分を過ぎても帰って来ませんorz

余程の大漁で船が沈みそうになっているのか?

暇なので、双葉百合子の歌の台詞を練習していました!(爆)

「また引揚船が帰って来たに、今度もあの子は帰らない。
この岸壁で待っているわしの姿が見えんのか!
港の名前は舞鶴なのに何故飛んで来てはくれぬのじゃ。
帰れないなら大きな声でお願い…せめて、せめて一言…。」

マジで、二度繰り返しましたよ(核爆)

まずは完璧の母でありました(爆)

いやぁ~、これは不謹慎でしたorz

戦争で息子を取られた母の叫びが分かりますか?

私は戦争を知らない子供達ですが、戦争の話は祖母から嫌だと言うほど聞かせていたので、多少は解るつもりでいます。

軍歌もいつも聞かされていましたので、ほとんどの軍歌を歌う事ができるのです(爆)

戦争もチェンソーも知らずに生まれてきたにも関わらず歌う事ができます(爆)
マジの話しですが、大人になるまで木を切ると言えばノコギリしかしりませんでした(核爆)

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さて、前置きはやや長くなりましたが、8時15分頃、天下の仁豊丸が戻って来ました。

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この日も数百万円に化ける魚が獲れていたのでしょうか?

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この日はやや不漁であり、百万単位の水揚げではなかったみたいです。
ただ、この船の水揚げと言うか、網の水揚げですが、これまで何十億、いえ、
何百億の水揚げをしたと思いますか?

私も詳細までは知る訳もない事ですが、因みに、社長に聞いたら何と答えると思いますか?

多分「千兆」(爆)

そんな事で、この日は不漁でしたが、私のところの飛魚はがっちり確保して貰っていました。

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飛魚にも丸さんと角さんがいるので、選別します。

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この日は角さん、20kを分けて貰いました。

金額は桂小金治です(爆)

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天下の仁三郎の副船長と言うか、ほぼ船長ですよ!(爆)

今の船が壊れて次ぎの船を作る時は、仁敦丸になると思います(爆)

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この日は飛魚20kしか購入しなかったのに、
他の魚をおまけして貰いました。

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ほぼ船長の敦氏は、「いーなだ、いーなだ」と太っ腹です(爆)

フジヨちゃんが腹を減らしてやって来ても追っ払ったりしません。
本当に「アツシ」と名の付く人は心の優しい人ばかりです(核爆)
ジモティーではケマチ橋美容室の敦氏もいますし、篤氏と言う良い人もいます。

私は淳で「ジュン」ですからね(嘘爆)

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飛ぶ鳥を落とす勢い、もとい、泳ぐ魚を溺れさせる勢いの仁三郎の定置網の宣伝などしても意味などないですが、私にとっては仁三郎の飛魚は世界一だと信じて疑いません。

勿論、洗いとか刺し身とかで食べるものではなく、あくまでもラーメンや麺類の出汁としての素材としてです。

帰港してから、僅か10分しない内に選別し、私の車に乗って
三瀬で下車(爆)

8時30分にはこの状態です。

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開業する前、開業後も飛島産の飛魚出汁が世界一だと、
それこそ信じて疑わないでいましたが、仁三郎の飛魚を自家製焼き干しにすると、それは違うと改めて認識したのであります。

漁(網)の種類を勉強すると、自ずと答えが出ると思っています。

良質の飛魚出汁を購入すると、1k6000円~7000円にもなるので、
ラーメンの素材にするには言語道断の飛び値になります(大汗;)

手間暇掛けて作ると、10分の1程度の値で1k700円~800円で出来ます。

ただ、乾燥機にも頼らず、完全天日干しにすると、5日~1週間も掛かります。

梅雨の時期に最盛期を迎える魚故、出し入れの手間が大変です。

網蓋を掛けなければ、多少乾燥も早いのですがハエが大変です。

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館内に入って来るハエと違う種類のハエが寄ってくるのですよ。
横浜から来るって本当ですかね?(爆)

おいでカモンカモンなんてハエを呼ばないで欲しいです(爆)

そう言えば先だって、仁三郎の社長(船長)が言っていました。
飛魚も旨いが、飛魚に近い程味が良い魚が今大漁と言います。

下の画像の真ん中の魚です(爆)

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今年はマタリキ店の開店準備や応援やらでバタバタして時間が
取れませんでしたが、暇を見つけて煮干しを作ろうと考えています。

小魚ですから、焼き干しは手間が掛かり過ぎますので、精々煮干しまでです。

そんな事で、一昨年はアバウトですが8000匹を干しました。

昨年は在庫が多く保管場所の懸念で皆無にしました。今年は3000匹程度を見込んでいましたが、ほぼ完成です。あとは価格との相談です。

安ければ干す、少しでも高くなれば見送りです!