芋煮会

土日になると、海岸で芋煮会をする若者達を多く見ますね。
山形の日本一大きい鍋で煮て食べる芋煮ですが、やはり時期が少し早く暑いですから、    今頃がちょうど良い芋煮シーズンじゃないですかね。
熱い芋煮を食べるのですから、少し涼しい方がご馳走ですよね。
さて、庄内風が旨いか?内陸風が旨いか?と論議している人たちがいますが、これは好みで賛否両論あって当然でしょう。
しかし、私個人は全く別の食べ物ではないかと思っていますので、同じ土俵に上げる事すらできないのではと考えています。
庄内は豚肉の味噌仕立ての芋汁で、内陸は牛肉の醤油仕立ての芋煮という感覚があります。
わかり易くいえば、庄内は豚汁のジャガイモの代わりに里芋を入れたお汁(芋汁)であり、逆に内陸は汁が少なく甘しょっぱい煮付け(芋煮汁)というイメージが強く感じます。
ですから、酒の肴には内陸の芋煮が合うと思いますので、宴会をしながらということになれば断然内陸風ということになりますよね。
基本的に牛対豚でも、好みは分かれるでしょうが牛肉の方が高価であるし美味しくて当たり前なのではないでしょうかね。
何よりシンプルなのが一番です。芋の他に、牛肉、コンニャク、長ネギだけですからね。   旬のキノコを好みで入れる場合もあるでしょうけど。
庄内仕立ては、昔は肉が高価なので、色々の物を入れたんでしょうね。コンニャク、油揚げ、椎茸、人参、ゴボウ、白菜、長ネギなど。
今じゃ油揚げも安いでしょうが、昔は高価。十分な肉など入れられる訳も無いですから菜種油を汁に入れてコクを出したりと工夫したりしたに違いないですね。
私だったら、例え同じ土俵に立っても、戦前(食前)に内陸風に軍配を上げてしまいますね。良いのだろうか。庄内人の私が完全な内陸派で…(爆)