『偲ぶ会』

昨日は親友の長谷川さんを偲ぶ会に参列して来ました。

その会場に向かう前に、長谷川さんのご自宅にお線香を上げさせてもらいに
お邪魔しました。

仏教の事を不勉強な私は、ご仏前にお水が無い為に、
線香に火を付ける前にお水を上げようと、きょろきょろしてしまいましたorz

宗派で異なる教えなのでしょうが、水は極楽に行くと、更に旨い水が
あるとの教えの為あげないのだとか。

その代わりに、コーヒーでもビールでも好きな物を上げるのだと仰っていました。

そして、蝋燭の火から、火を貰おうと線香2本を持ったのですが、
半分に折って、線香を立てないで、寝せて置くのだと言います(汗;)

こちらでは、「線香を上げに行く」と言うよりも「水を上げに行く」と
使っている程なのですがorz ところ変わればですね。

ご仏前の側に、長谷川さんとエルディストサンさんの写真がありました。

昨年11月頃撮ったものと仰っていました。
頑なに入院を拒み、最後の最後、限界まで厨房に立ち続けたそうです。
なんと言う精神力なのでしょう(驚;)

そして、奥さんが以前の新聞を見せてくれました。
大したものです。本当に素晴らしい記事だと思います。

奥さんから、長谷川さんの形見を頂きました。
毎日身に付けていた前掛けと帽子です。
本当に有り難い事です。

その後、長谷川さんの遺骨を私が持って、「偲ぶ会」会場へと向かいました。

事前に奥さんから、私が自宅から遺骨を会場まで運んで欲しいとの指名が
あったのです(驚;)

感謝の気持ちは言葉では表せない程でした。

ラーメンに携わる方達だけで、100名程の参列がありました。
これも凄い事です。

ラーメンの達人でもある「はんつ遠藤」氏にもお声掛けして頂きました。
本当に良い方です。いつお会いしても人当たりが素晴らしい方です。
いつでも誰にでも腰が低いのです。

先月末に合宿で当館にいらしていただきました、御江戸の内田元店主です。
御江戸というか、日本でのカリスマ店主です。

あとは、天才、神の舌と言う表現がぴったりでしょうか。

この方も、とても面白い人です。「普通」と言う言葉をあまり使いません。
他店のラーメンについても、旨いか不味いかをはっきり言う方です。
お世辞も一切無し(爆)

カップ麺も全国発売されました。

因みに、私のところでは、ほぼ東北内で10万個。

内田氏のところは、全国販売で170万個だそうです(驚;)

そして、更にニューバージョンのカップ麺が全国発売されるそうです(凄;)
恐らくは、170万個と言った次元でしょう。

そんな偉大な方と友達になれたのも、亡き長谷川さんのお陰なのです。

そして、只今店内改装で、この度は食べる事ができずに残念でしたが、
彩未の奥氏ともお話させて貰いました。

この方も北海道一と言うか、ある意味、日本でも随一のラーメン店の
店主なのです。

やはり、長谷川さんのお陰で、以前から仲良くさせて貰っています。

ご仏前で、この様な写真を撮っていると、長谷川さんの奥さんが
「なぜ、この中に主人がいないの?」と号泣しておりました(悲;)

他界してから、三ヶ月になろうとしていますが、まだまだ深い悲しみに
包まれているようで、あまりにもお気の毒で、言葉の掛けようもありませんでした。

私も力が抜けて、昨晩は三時間の会の中で、ビールコップ一口とウーロンハイを小さなグラスで一杯呑んだだけでした。

お腹の調子も悪い事もありましたが、長谷川ご家族をお見送りして、
ホテルに戻り寝ました。

長谷川さんのいない、札幌も初めてですが、札幌で、こんなに呑まなかったのも初めてです。というか、飲酒する様になって、人生過去最少量の飲酒でしたorz

私だって、気分で呑みたくない時もあるのですよ。
いくら私が馬鹿だって、後にも先にも無い程の大親友の偲ぶ会で
ガブガブ呑む気にはなれません。

謹んでご冥福をお祈りしたいと思います。

発起人(幹事)の山嵐の大村氏にも心からお礼を申し上げたいです。