定休日のお昼

龍のシュガー氏店にシャッター。

10時45分、シャッター長です。土日は完全にアウトですが、平日だと運が良いと何とか取れると言う次元の時間帯であります。

こちらの常連さんは、特にシャッター長と言う事に拘りがあるわけでも無く、
開店時刻の11時に合わせて、一気にやって来る傾向があるみたいです。

概ねいつもの様に「中華そば、あっさり、麺硬め、ワンタン皮軟らかめ、海苔」とお願いをします。

一巡でワンタン皮が売り切れる事もあると認識してからは、ダブルオーダーはしない事にしました。ましてやトリプルなどはだめでしょう!限定ですので後のお客さんに気遣いを一ミリでもと思うならば、シングルオーダーと言う事で私は配慮している容です。

オーダーを取ると、すぐに調理態勢が整っているのが本当に素晴らしいです。
店内満席の中、最初の着丼は本当に嬉しくなりますね!


まずはスープを一口。激熱、そして、もう一口、更に一口と進みます。

そして、麺を一啜り。いやぁ~、旨い!!幸せを感じます。

本来であれば、スープを先行したくなり、麺が残る感じの食べ方になるのですが、
ワンタンを最後まで残して置く食べ方をしているので、浸すと言う事でもスープはあまりグイグイやり過ぎない様にしています。

途中、メンマを食べ、チャーシューとワンタン皮が残りますが、
チャーシューが先で、しんがりにワンタン皮です。

美味しいからワンタン皮をオーダーするのですが、メンマもチャーシューも全て要らないくらいです。勿論ワンタンも要らないくらいです(マジ爆)

スープと麺、あとはネギだけでも十二分に満足できる逸品だと思います。
大体のラーメンはメンマ、チャーシューが一枚くらいは欲しいものですが、こちらの中華そばは麺とスープ、ネギがあれば後は無くても良い程です。

カクダテ総本山の清美氏の作品も「肉」など要りません(個人的意見)
そもそもメンマもありませんしね!

私のところの中華そばを食べる時も、チャーシューは無くても良いなと思って食べます。

ただ、メンマは欲しい感じがします!いつも試食する時はメンマ、ネギのみです。

素中華そばと言うのか?掛け中華そばと言うのか?

麺とスープだけで勝負できるラーメンって凄いと思います。

極端な話、ネギも無しで勝負できるラーメンって、それこそ凄いなと思います。

あるインスタントラーメンを食べると、そう感じる事があります。

さて、龍のシュガー氏店のシンボルとも言える、良質で大きな穂先メンマ、しかも手間暇が半端無いと分析します。

チャーシューにしても、肉の旨味を逃さないと言うか?肉の旨味をきちんと残すと言うか?そんな調理をしているのだろうと感心せずにはいられません。

本当に頭が下がります。ラーメン作りに対して、一ミリの妥協もなしと言ったところですね。

軟らかめのワンタン皮に極上のスープ(出汁)が浸み込んで、これがベストの食べ方であると自負してしまう(爆)

完食、完飲です。

この日はシャッター長でしたが、サードで訪れたジョス2人が私の側に着席。

しかも一人は昔ながらの知り合いでした。

オーダーがどちらも普通盛り(凄)そして、一人はメンマトッピング、一人は濃口オーダーでした。

あくまでも好みの問題ですから、四の五の言うこと自体ナンセンスである事は承知しています。

ただ私の嗜好から述べさせて貰うと、昔は私も濃口好みで、スープなど一口二口しか呑まないくらいの食べ方をしていました。

濃口じゃないと、自ずと物足りない食べ方をしていました。

しかし、開業する前ですから22年くらい前、それよりも少し以前からじっくりスープまで味わう様な食べ方にかわりました。

勉強の為でもありましたし、自らもスープを炊く様になり、出汁も取る様になった事から、スープを残すのは勿体ない、或いは、手間暇掛けて作った作り手に対しても大量にスープを残すのが申し訳ないと言う気持ちが強くなりました。

そんな事ですが、特にこちらのお店では、濃口などしてスープを残すようならば、
デフォ、或いは薄口とかのオーダーにして楽しんで欲しいのです。

理由は、こちらのラーメンは、個人的には大きな椀物と考えているからです。

蓋は無いですが、和食で言うところの椀物、それも煮付けなどではなく、『お吸い物』なのです!

詳細講釈をすればご理解頂けるでしょうが、今日は割愛します。

こちらの一部の常連、或いは和食の玄人ならば判るのです。

油っぽい、化調が多めのラーメンならば、多少濃口の方がバランス的には良いと思いますが、こちらの作品は多少薄味で頂き、最後の一滴まで飲み干してこそ良さが解かると言うものです。

しつこい様ですがこちらの常連、和の玄人職人なら判ります(爆)
スープ濃口でほとんど残す人には、「松鶴家千とせ」かな?(爆)

感動、感激、そして、感謝の中華そばでした。

弘さん、いつも本当に有難う御座います!!(激感謝)