今年はサザエの値がとても高いですね。
そして品物が非常に悪いですね。身も肝もかなりやせています。多分、取立てではなく浸けておいたサザエでしょう。
盆前に出すと価格も高値で取引されますから、漁師も考えていますね。でも、庄内浜に来て、生牡蠣もない、サザエの壷焼きもないでは、お客様もがっかりでしょうから、致し方なく高値でも購入しました。
良い時のサザエは肝も緑色をしています。
大量の海藻を食べて肥えていますので、肝も海藻の色になるようです。グミ貝もお汁にすると緑色の汁色になります。
サザエの大きな貝の殻を用いて、サザエをスライスにして、蒲鉾や糸こんにゃく等を入れて出汁で壷焼きにするところがありますが、美味しくないですね。
サザエが高価なので他の物を使用しているということのようです。
サザエは酒と醤油以外は何もいりません。浜で焼いたサザエを身も肝も一緒に食べるのが一番旨い食べ方だと思います。
肝を食べ残すなんて最低ですよ！肝が苦いと勘違いしている人もいるようですが、肝は全く苦くないです。
苦いのはサザエの口の部分なんですよ。口の部分は親指に例えると第一関節の裏側部分にあります。
親指と人指し指で摘んだように引っ張ると取れてきます。
肝だけ食べても美味しくないですから、身と肝の丸ごとの熱々を頬張るのが一番美味しい食べ方ではないでしょうか？
強靭な舌に鍛えておかないと駄目ですね！