定休日のお昼

この日は⑧さんがお休み、思い切って温海ホットスプリング管内まで足を延ばす事にしました。

まあ、城下町管内より時間的に近いのですが、ついでで行く事ができないところになってしまいました。

普段通りですから、リハビリの⑧さんから5分以内、最悪でも10分以内でないと無理なのです。

⑧さん予約がほぼ11時30分固定になっていますので、それこそ11時30分開店のサウザンドストーンやさんや伊藤商店にも随分伺っていませんorz
コロナ禍でなければ、内陸だろうが長野だろうが蕎麦を食べに飛べるのですが、
時勢的には、こんなにも近い温海温泉が凄まじく遠いところになっています。

そんな事ですが、同じ定休日でシーズン中には行きたくても行けない、生そば『ラージクリアーウオーター』さんにシャッターです。

10時30分開店と勘違いして、10時25分に到着しましたが、
11時開店になった様です。お間違えの無い様に!

「生そば」は、「きそば」と読みます。

昔は「なまそば」と読むと思っていました(核掛自爆)

元宮崎県知事的で読んでも、誤読になるジャパニーズは本当にディフィカルト。

相殺(そうさい)も「そうさつ」と読みたくなります。選挙じゃあるまいし、「そうさつ」と読ませれば良いんですよ(爆)

後は、早急は、ほとんどの人が「そうきゅう」と読むと言うか、呼称しているのが常。まあ、変換でも出て来ますので誤りでは無く認められた読み方になったのだと思いますが、本来は「さっきゅう」が正しいのです。
そのまんま読んでも誤読になるジャパニーズはマジディフィカルトです。

挙げたらキリが無いですし、もう、何の試験を受ける事も無いし、
喋り過ぎて誤呼称したら、国語はエレメンタリーの頃から高校まで通信簿は工場の煙突、良かった時で公園のアヒルでしたからと誤魔化せば良いのです(爆)

まあ、そんな話はどちらでも良いのですが、入口で「そね」と天婦羅を注文してから、テイクオフマイシューズ(笑)

いやぁ~、せっかちですね(爆)

それでも、滞在時間は1秒でも短い方が良い訳です。

ここの目玉は、やはり海老天です。かなり大型の海老です。
小型や中型の海老を極限まで伸ばしてから衣を付けて、大きく見せる詐欺モドキ天婦羅に当たる事も多いですが、こちらのお店は正々堂々の仕事をしています(感心)

衣の食感からすると、180度までは上げていない様に思われます。

まあ、一流の天婦羅職人は温度など測ったりはしませんからね!

170度程度か?海老は180度~190度と高温で揚げるのが常識とされていますが、それより多少ならば低くても揚げ方次第では全然問題なく美味しく頂けます。
逆に高温で揚げ過ぎは、身も硬くなりますので素人は温度を上げ過ぎないのが逆にコツかもしれません。

この様に野菜類との盛り合わせで提供されるパターンではベターの揚げ方だと
感服するところです。野菜は高温ではいけません。160度くらいがベストでしょうかね?揚げ時間によってはそれより少し低くても大丈夫です。南瓜や芋などを入れた時と、大葉久美子一枚入れた時でも全然違って来ますしね!

天婦羅専門店は、鍋が最低でも2つ以上はあります。温度の違う鍋。或いは、油の配合まで違わせている拘りのお店もある程です。

ただ、超一流の天婦羅職人に、上記を拘りなどと言うと「当たり前の事だ!」と怒られますけどね(苦笑)

だから一流の天婦羅専門店はいい値段を取ります。

油だってピンキリある中で最高級の油を使用しているのです。
ゴマ油も高価ですしね。そして、刺身で食べられるネタをわざわざ揚げるのですから、高価でも美味しい訳です。

天婦羅は誰にでも作れます。火事を起こさない様に気を付けさえすれば、
ご家庭の主婦でも簡単に作れます。

ただ、簡単に作れるものこそ難しく、出来の良し悪しに差が付くものなのです。

例えばチャーハンは良い例だと思います。小学生の子供も簡単に作ってしまいますからね!それでもチャーハンも相当に差の付く料理だと思いますよ。

米の選び方、炊き方、火力は当然ですが、作る量も重要です。
多過ぎてもNG、少な過ぎてもNGです。もうじき稲刈りが始まり、
下旬には新米が食べられる時期になります。

極上の「つや姫」や「コシヒカリ」の新米を炊き立てでチャーハンを作ると、
チャーハンの難しさを痛感すると思います(核掛経験自爆)

お勧めもしませんし、試してみて下さいとも言っていませんからね!(核爆)
一応の経験者は語ると言う事で!orz

ただ、美味しく無い訳じゃないですが、「雪若丸」や「ササニシキ」の古米を硬めに炊いたご飯で作った方がより旨いのです。

硬めとは?非常に難しいですが、最低でも五合のメコに四合分の水。

一合分のメモリを減らす。ただ、適当なところを言っていますので、もし二合のメコに一合分の水で炊いたら?(核爆)

保管のメコと新メコでも全く違いますので適当に炊いて下さい(爆)
失敗は成功の基。

フライパンを振るのがやや苦手な人は、予め炊飯器に油を少量入れるとほぐれ易くなります。

そして、フライパン(中華鍋)には、ラードでスタートです。まあ、癖はありますがヘットでも可です。

ラードと共に、植物性油と比べると焦げ付きやすいのでそこだけ少し注意が必要です。

ほとんどフライパンを振れない人の為の究極のチャーハン風料理は、炊飯器で作ります。誰にも教えては駄目ですよ(爆)絶対に他言無用です(核爆)

油(脂)を入れて、塩、うま味調味料(←これ重要www)醤油微量を入れて炊きます。あと、入れ過ぎると子供さん達は嫌いますが、ブラックペッパーを少々入れると風味が増します。

間違って入れ過ぎても、炊飯器が故障はしませんから(爆)

蒸らしに入ったら、長ネギ、卵、琴平荘から買ったチャーハン用のハジキ肉を微塵切りにした物を炒めます(爆)

蒸らし時間終了後、混ぜればチャーハン風のご飯が完成です。

長ネギを玉ネギに換えて、油をバターに換えて、具はベーコンや海老などを入れてればピラフになります(笑)

ピラフを炊く時は、コンソメスープの素を入れるとコクが増して旨味も強くなります。

チャーハン風を炊く時も、鶏ガラスープの素を入れると、旨さがパワーアップするでしょう。スーパーで家庭用の量で売っていますし、他の料理にも幅広く使えますので、購入しておいて損はありません。

絶対に硬めです!ラーメンの軟らかめは理解できますが、チャーハン&ピラフの軟らかめは理解できません(爆)思い切って、四合のメコで三合分の水で!(爆)

そんな事ですが、今は2019年秋に収穫された米を多くの人が食べていると思いますが、今、チャーハンにして美味しいコメは2018年秋に収穫された古米なのです。
もしかしたら、2017年秋に収穫された物を使っているお店だってあって不思議無いです。そちらの方が旨いかもしれませんよ!

余ったのではありませんからね!チャーハン用に保管していたもので、チャーハン専用米なのです。

普通に銀シャリと頼めば、今なら2019年秋に収穫された物が提供されますし、2020年の新米が収穫されればそちらが提供されます。

一流のお店は使い分けしているのです。

そして、自称、にかほ一のチャーハン作りの達人「ワンサウイーク」氏も
そこまでの拘りを持って作っているものと分析します(核爆)

あと、ご家庭でチャーハンを作る場合、絶対に失敗する作り方を紹介します(爆)

冷や飯を東国原英夫氏で作ると100%失敗します(絶対断言爆)

必ず電子レンジ等で温めてからにしましょう(笑)
更には、冷や飯をそのまんまIHフライパンを使いチャーハン作りはNGです。

IH自体が駄目と言っているのではありませんが、チャーハンや炒め物は
お勧めできません。

IHでチャーハンは作れますが、やはり、フライパンを振ると自ずと熱が下がりますから作っていてストレスを感じてしまいます。

最悪はフランベができない事です。ステーキ肉を焼いてもストレス、中華料理を作ると気が狂いますよ(多分)

まあ、「おかん」としては、何れもIHで作って欲しい願望はあると思います(爆)

ただ、超ガス派で鶴岡ガス信者の私としては、換える事はできません(笑)

今は調子こく事は無くなりましたが、子供達が小さい頃は、超フランベのパフォーマンスを見せて、一度だけ小火騒ぎになるところでした(核掛自爆&おかん激怒)

換気扇のカバーも何度となく焦がしました(核掛自爆)
今も料理によってはフランベ不可欠のものがありますが、火を入れ過ぎる事は無くなりました(爆)

人は皆、日々成長する者なのです(核爆)

まあ、一般家庭で中華の職人の真似事をすれば、自ずと換気扇のカバーは楽勝で焦がしてしまいますよorz

っうか、余りの能書きで何か天婦羅が冷めて美味しくなくなった感じがしますかね?(核爆)

いえ、最高に美味でした。

海老は恐らく明治海老でも昭和海老でも無く「高麗海老」だと思います(爆)

だん吉海老には自ずと劣りますが、代用品になる程の美味しい高価な海老です。

野菜は茄子、南瓜、オクラ、ミョウガ、シメジ。

私は宗教上食べられないのは茄子です(核爆)

親父は野菜の中では茄子が一番の好物で、夏場は毎日茄子料理(苦笑)

茄子の千切りの味噌汁にイギスを入れられるのが嫌でした。

シーウイードは全て好きで食べられるのですが、イギスはなぜか苦手。
恐らく、嫌いな茄子汁にイギスが入っていったので苦手になったのかもしれません。独特の風味。好きな人は嵌るのも当然解かりますよ。

あと、一番嫌いな茄子料理が田楽味噌。

フライパンで油炒めして、味噌と大量のシュガーが入るのです(大汗;)

恐らく、他の料理人が作る田楽味噌よりも2倍のシュガーが入っていたのではと思われます。

お菓子と言うかそれ以上に甘かったと分析します。そんな物を食べろと言われても成す術なすです(爆)

それ以来、茄子を口まで運んだこともありませんorz

因みに、佐竹魚は大好きな魚ですが、唯一田楽味噌を塗っては食べません。

そして、南瓜とミョウガも「おかん」にパスです。

海老1本、オクラ、シメジを頂きました。

さて「そね」ですから、当然「そね」で出て来ます(笑)
超特盛の蕎麦切りですが、内陸で「板そば」とオーダーすると、この様な入れ物で提供されます。デフォの3倍~5倍近くあると思いますので、大食漢はお得メニューでありましょう!

旅館、ホテル、飲食店などで使用している、運び盆も「そね」呼称しているお店があります。

そんな事で「そね」とは何ぞや?私なりの見解ですが、ただ訛っただけだと思います(笑)

「お供え物」が語源ではないかと言う気がします。

因みに「そね」は、全国方言辞典にも庄内方言辞典にも載っていないのは残念です。

恐らくは、神様に季節で収穫したものをお供えする時に使用した木製の入れ物のことを「そね」と言ったのが始まりではないかと思います。

おそなえもの→おそなえ→そなえ→そんね→そねと訛ったと考えるのが正解のような気がしますが無理があるか?(笑)

民俗学を勉強していると、結構この様なパターンがあるので、まんざら出鱈目な講釈ではないと思うのですけどね!

それこそ農家などでは、土に苗を植えるプラスチックの入れ物のことも「そね」呼称です。

そして「そね」は土壌のやせた土地という意味があります。

寒冷地の土壌のやせた土地に蕎麦を植えたのが始まりと言われていますから、
そねに蕎麦を盛ったのですから関係なくとも偶然の呼称ですよね。
そのような木製のお供えを入れたものの大きさ等まではわかりませんが、
風習は平安時代まで遡るものではないかと睨んでいます。

平清盛さんに聞いてみたいものです(爆)

さて、「そね」が提供されたと同時にオーダーした、替え玉ならぬ替え皿ならぬ、
追加「せいろ」です。

食べた事は無いですが、大昔から蕎麦はセイロで蒸して提供されていた事からも「せいろ」メニューなのでありましょうが、普通に「もり蕎麦」と考えれば良いのです。

ざる蕎麦は、竹製で作られたザルで提供するようになって「ざる蕎麦」と言われるようになったのでしょう。

量の違いや海苔の有無でもメニュー名が違います。

各お店で違いますので、本当にややこしいです。

ざる蕎麦をオーダーする人は通じゃないとか海苔を掛けるのは邪道とか言う人がいますが、全く違いますよ!(個人的意見)

海苔が好きな人は、蕎麦に海苔が掛かっていた方が美味しく食べられるのですから!海苔を掛けると蕎麦の風味が損なわれるとか言う人もいますが、海苔の風味で食べた方が美味しく感じる人も多くいるのですから!

私はどちらかと言えば、海苔は要らない派ですが、麦切りには海苔が掛かっていても歓迎です。

麦切り(うどん)類は、外食では基本食べません。

外に出れば大基本ラーメンで、稀にこの様に日本蕎麦。

ただ、麦切り(うどん)は家では食べますよ。

羽後のシュガー養助氏は別格です。

旨いと言うか、作る前の出汁取りに気合が入りますからね!

私にしてみれば、全く別次元の養助と言う食べ物なのです。

麦切りでも饂飩でも無い麺ですね!

うどんとしては、羽後本荘の伊藤商店のlong物もまた格別。

やはり、釜揚げの極熱も旨いですが、一度冷水で洗って、冷たい出汁、或いは熱い出汁を掛けて半殺しで食べるのが一番美味しいですかね!

養助氏も伊藤商店のlong物もそうですが、あの長さが一番旨い長さだと勝手に解釈しています。

冷たい饂飩を冷たいタレで頂くと、なにか損をしたような気分になりますが、
挙げた2つにはそれぞれ別の旨さがあり、幸せになれますよ!

お店ではほとんど食べた事が無いのであれですが、尾浦(大浦)の竹中半兵衛の麦切りは群を抜いていると思います。

当然、お店では麦切り(うどん)を食べない派ですのであれですが、
訪店の時は自ずと蕎麦切りをオーダーしたのですが、「おかん」のオーダーした麦切りを数本取って口にしたのですが、驚異の旨さで衝撃を受けたのを今でも忘れません。

そんな事ではありますが、より小麦粉が多い方が、海苔が合う様にも感じます。

蕎麦切りにも色々な蕎麦粉と小麦粉の割合がありますが、小麦粉が5割以上の物は海苔が掛かっていても良いなと感じてしまうのかもしれません。

さて、こちらのお店は何が有難いかと言えば、ネギの追加をサービスしてくれる良心的なところです。

決して少ない訳ではないのですが、普通の人よりは薬味ネギが好きで
多く使っていると思います。

尚更、「おかん」は相当のネギ好きでもあるので、デフォ量では全く足りません。

この日は、店主の内儀殿の配慮からの打診もあり、ネギ追加異例の二回です(恐縮)

それこそネギ追加は料金を取っても良いくらいの量を付けてくれます。

そう言えば、ネギ追加で料金を取られて極めて残念な思いをした経験があります。

デフォの量がそれこそ極々少なめで、これじゃ折角美味しい蕎麦も満足しては食べられないなと、即座に追加ネギをしました。

再度、デフォと同じ超少なめの量でしたorz

追加ネギでも全然足りないくらいでしたが、その時、私の頭では量的にも追加料金は取らないだろうと思い、再度の追加がし悪くなり、遠慮して最後は物足りなさを感じながらも完食。

非常に美味しい蕎麦で、指折りに上げられる美味しい蕎麦、そして、つけダレも合わせて最高だったのです。

それでも会計の時に、デフォ料金+100円を取られました。

何を申し上げたいかと言えば、100円の追加料金を取るならば取るなりの
量を付けて欲しかったと言う事なのです。

ネギだけに、まさか50円にしてなどと値切る訳にもいかないでしょ?(爆)

どのくらい少ないかをお見せしたくらいですが、既に画像は削除してしまいありませんorz

しつこい用ですが、その当時のネギの相場は5k1500円でした。
5kで1万円近くした時もありますので、そんな時ならば全然理解できます。

ラーメン店でも長ネギから玉ネギに換えると言う手段も致し方なしと思います。

因みに、この日のネギの相場は5kで4000円でした(大汗;)

それでも良心的な『ラージクリアーウオーター』さん。

こんな良心的で美味しい蕎麦、側にいてくれるだけでいいと思います(フランク永井爆)

やはり、永井だけに短い千切れた蕎麦はいけません(爆)

また、お邪魔させて頂きます。