稲庭うどん

御中元で頂いた乾麺(うどん)を食べました。
有名なA田県のI庭うどんでした。7代目S藤養助の木箱入りでした。折角のブランド物のうどんですから、既製品のつゆでは可愛そうに思いつゆを造って食べようと思っていたのですが、中々暇がなく…。
「かえし」は醤油、酒、砂糖、みりんを入れ火にかけて、冷めたら冷蔵庫に入れ3日。
3日目に「出汁」を取ります。前日に水に入れておいた昆布を取り、厚削りの鰹節と鯖節を弱火で煮つめて30分。
因みに、薄い猫が息すると飛ぶような削り節を煮立つ寸前で引き上げるのは、和食の味噌汁の出汁の取り方です。
そばの出汁は、「かえし」の醤油臭さに負けないように、強い出汁でないと合わせた時に   負けてしまうので濃い出汁をとります。
そして、「かえし」と「出汁」を合わせて更に冷蔵庫で一晩冷やしてから頂きました。
従業員曰く、「蕎麦屋のつゆの味がする!」当たり前じゃないの。手を掛けて仕込んだんだから…(笑)
いつもはそのあたりで売っている乾麺を簡単に業務用のつゆで食べていたから仕方ないですかね(爆)
4日も掛かって造ったのに、食べる時間は一瞬ですからね。
旨いことは旨いんだけど、具がないと寂しいですね。日本蕎麦なら天麩羅とか欲しいし、     うどんでも熱いうどんで具入りがよいので、今一物足りない感じでしたね。
明日は残ったつゆを薄めて、冷たいうどんにして、天麩羅でも揚げて食べみよう!
究極の贅沢はブリ出汁でと聞いたことがありますが、そこまでは出来ないですよね!