ジョノ沢池

尾浦管内に車を走らせました。

高館山の麓に下池と上池があることは、地元民ならずとも
近辺の人なら知っている事と思います。

下池や上池程大きくはないですが、他にもかなり大きな池があるのを
知っているでしょうか?

ここのお店の脇の道を進みます。

今はバイパスが出来ましたが、大山から善宝寺に行く旧道です。

500m程進むと土手にぶつかりますが、それを越すと大きな池が存在します。

地元呼称は「ジョノ沢池」です。
十ノ沢池と書いた地図もあります。10本の沢が流れ込んで出来た池だからでしょうか?

ジュウノ沢池が訛って、ジョノ沢池になったというのなら頷けます。

池の周りを歩いて調査してみましょう。

おやっ?

数珠ヶ沢と書いてあります。本来は「数珠ヶ沢池」の様です。
ジュズガ沢からジョノ沢まで訛るのでしょうか?(謎)

池を一周してみれば十本の沢から流れたせき止め池である事が分かります。

池の北側からの画像です。
周囲500m~600mはあろうかと言う大きな池です。

因みに三瀬の気比神社境内の気比台の池(お池様)は周囲900メートル
と云われていますが、ここ「ジョノ沢池」とさほど大きさがかわらない
様な気がします。

沢らしき沢など無いようですが池の北側に沢がありました。

暫く上っていくと、何やら石碑が見えて来ました。

大きな岩の側にこの石碑は建っていました。
赤宮大明神と刻まれています。
赤宮大明神と言えば、ペット霊園で知られている加茂の妙定寺さんの守護神です。

動物でも供養して建てた碑なのでしょうか?
調べてみましょう。

大山のメッケ犬伝説は地元民なら知らない人はいません。
椙尾神社境内に化け物が潜み、毎年若い娘を人質し、村人を
苦しめ、丹波国から連れて来たメッケ犬が退治したと言う話です。

一応のところは、その化け物とは大ムジナと判明。境内で死んだ事に
なっていますが、実はその場所では死んでいなかったという話です。

メッケ犬に噛みつかれて、命からがらこの沢の岩のところまで
来たが、ついにはここで息絶えたと言うものです。

いくら悪者のムジナと言えども罰が当たってはいけないと供養
したのでしょう。

石碑は見るからにさほど昔の物では無い事が判断されます。
大昔から供養してきたものを、あとになって石碑を建てたと考えるのが
月並みの流れではあるのではないでしょうか。

真偽の程は分かりません。難しい歴史学なら私の頭では到底歯が立ちませんが、民俗学は夢とロマンがあって私は好きです。

大ムジナがメッケ犬に噛まれて、血だらけでこの沢に逃げ込んだ
姿を想像し池をあとにしました。

この日は野鳥の声も全くしない神秘的な場所でした。車から降りて数分のところにある事自体、素晴らしい事です。癒しの池と呼んでも過言ではありません。

もう少し調査をしたかったのですが、雪が降ってきて寒い(苦笑)
いくら里山とは言え、軽装備で冬山に入る事は危険ですから
深追いせずに引き返しました。

寝覚屋さんで蕎麦でも啜って帰ろうかと思いましたが、余りにも
寒くてやめました。

近くの、元大山高校口にあるここで中華そばを食べて帰ることにしました。

私の中華そばです。

サンのチャーシューメンです。

因みにサンは入山していません(笑)
待ち合わせしただけです。

一度ゼンマイ採りに連れて行きましたが、二度と行かないと申して
います(爆)

「おかん」もサンもこの手の話には一切興味がありませんので
聞いてくれさえしません(爆)

私は一般の人がどうでも良いと思う様な民俗学が大好きなのですが(苦笑)

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