古跡辨慶清水の址

Y良からT岡方面に向かって右手に「古跡辨慶清水の址」という白い標柱が立っています。
義経一行が奥州下向の時に、この坂を通り弁慶が義経の為に、ナギナタの石突きで、地面を突き清水を出したと言い伝えのあるところです。
これに因んで、弁慶坂または弁慶峠と呼ぶべき坂であり峠であると思います。昔、T岡方面に行商に行く人たちが、荷物を担いで越えたものだと言います。
行きに一服、帰りに又一服して美味しい清水を飲んでいたんだろうなと想像できますね。
ただ、弁慶伝説は全国各地にあります。この清水が本当に弁慶のナギナタの石突きで出たかどうかはわかりません。あくまでも伝承なのです。
ですから、昨年の大河ドラマ「義経」でもY形県人が一番興味のある部分が飛んでいましたよね。
加賀(安宅の関)から奥州(平泉)までいきなり飛びましたねw
これには理由があります。山形県人は皆、日本海側を進んだと強く信じ込んでいます。逆に福島県人は太平洋側を進んだと強く信じ込んでいます。
双方に弁慶伝説は沢山あります。しかし、決定的な証拠は無いと云われています。それをどちらかを通ったとTV放映するものなら、恐らく収拾がつかなくなるのではと懸念してのことでしょう!
弁慶自体が架空の人物とでも肩の力を抜いて考えればよいのでしょうけど、中々そうもいかない面もあるのですよね!
赤鳥居から降りて行くと、お堂があり、中には弁慶に似ても似つかない石に刻まれた三体のお地蔵さん(弁慶)があります。
駐車帯もありますから、是非一度足を運んでみてはどうですか?