早くも青コゴメ

朝4時30分に目が覚めた。昨日の好天で、もしかしたらと一箇所気になっているところがあった。まだ真っ暗で寒い。雨も降っている。しかし…私の辞書では、T岡公園の桜が咲くとその場所がというのがある。
とにかく山菜と花の関係は、見事に当たる年がほとんどである。
海岸端の山に一番早くなる青こごめ場がある。行ってみると案の定…早生だが採り頃をむかえた青こごめがあちらこちらにあった。
つまようじにみたいな細いものから出てきて、最後に太いやつが出てくる。つまようじみたいな山菜には、絶対に手を出してはいけない。
尽きてしまう恐れがあるからだ。今日採って来たのは、中出の物であったので海岸端の里山と言えども、かなりの良質のこごめである。
毎年採っているところだが、誰も知らないものか荒らされていないのは嬉しい。
青こごめは、学名「クサソテツ」と言って株になって出るこごめである。
採り方は、いくら太い物でも2本は残す。少し他よりも見劣りする株は3本は残して置くとよい。
これを根こそぎ採ってしまうと、それこそ、つまようじのように細くなってしまう。今ある、つまようじのような株は、細くなったのではなく増えつつあるということで、これから太くなるものである。
このこごめは、アクも少なく下処理もほとんど要らずに料理できる。一番旨いのはゴマ、クルミ和えである。
ゴマとクルミをブレンドしてから、味噌と酒と砂糖で和える。味が染み込みにくいので、醤油和えよりも味噌にごしの方が旨いようだ。
茹でると色が褪せるのが難点なので、天ぷらという手もある。干してはあまり旨くない山菜ではある。
6時迄戻ってきて知らぬふりをしながら仕事についたw さすがに寒かった。