節分とは、字の如く季節の分かれ目ということですね。
ですから立春の前日を節分としていますが、日本は四季がありますから、4つの節分があると考えていいわけですよね?
立夏、立秋、立冬の前日も本来は節分の筈なのですが、なぜ2月を節分の代表格としたのでしょうか。
恐らく、旧正月ということで重視されたものと考えるのですが…定かなことはわかりません。
節分恒例の豆まきも伝統になっていますね。「鬼は外…福は内」が一般家庭の常識となっているようですが、奇しくも「鬼」のついた苗字の方々は、「鬼は内…福も内」となるんんだそうです。
そして、全国から追い払われた鬼を寄せる町も群馬県鬼石町だとか。奈良県にもそれらの鬼を救ってくれるところがあり、「福は内…鬼も内」なのだそうです。
色々あるものなんですね。子供の頃、鬼は内…なんて悪ふざけした記憶がありますが、本物の強い鬼を内に入れ、他の鬼(疾病、悪事など)を追い払って貰うなんてのもこじ付けすれば面白いかもしれませんね。
ただ、恵方寿司ってのは馬鹿らしいと思うのは私だけでしょうか?訳のわからぬ方向を向いたまま、無言で太巻きを一気に喰う。最近になって流行りつつある行事なのでしょうか。関西方面の行事をマスコミが騒いで、関東や東北地方にも来たみたいですね。
ま。冷めた言い方かもしれませんが、海苔屋さんが考え出した販売促進以外の何ものでもない気がするのですが…。伝統ではなく、商売の為と言ったところでしょうか。
今後、月日が経てば伝統になる日も来るかもしれませんが、豆まきとは根本的に全く違いますね。
せめても、2月3日が節分でもあり、のり巻の日としてあるなら、普通の食べ方で食べましょう。太巻きを一気に口の中に入れ食べるというのは、やはり関西人だけの乗り(海苔)のような気がします(自爆)