食べ歩き

一週間に1.2軒はラーメンの食べ歩きをしている。
ラーメン店以外にも、食べ物商売は食べ歩きをしなくなったら終わりだと言われている。それこそ、色々な考え方があると思う。繁盛店を食べ歩いてなぜ流行るか考える。味を盗む等あると思うが…。
私の場合は、舌の向上の為にである。旨いものを食べると、舌が肥える。肥えた舌で味見すると旨いものが作れるということだ。庄内地方にラーメン店500軒はあると言われているが、食べた軒数は半分の250店くらいかと思うので、あまり偉そうなことは言えないが、いつ言っても旨いと感じ、味にブレが無い店がある。
小、中、高の12年間同級生である店主が、T岡市内で営む某ラーメン専門店だ。一昨日も戴いて来たばかりである。丼物もうどん、日本蕎麦も勿論やっていない。ラーメンだけである。
いつ行っても私には同じ味に感じられる。醤油ラーメンは、豚、鶏、魚介系とバランスがよく、でしゃばってるものが無い。麺の硬さもいつも同じで、最初から最後までほぼ同じ食感である。チャーシューの肉も良質で、旨い。デフォ(普通)のラーメンにはバラ巻チャーシュー、チャーシュー麺には、肩ロースチャーシューのトッピングという拘りだ。 
                                                              食べた後も全く、口残りしない。胡椒もかけたくない程の素晴らしいスープ。でも、ミル入りの擂りたてを入れれば、二度味を楽しめる。店内も清潔で、こんなにきれいで、整理整頓されてる店も珍しい。
ワンタンも旨い。S田のワンタンと違って食べごたえのある大きなワンタン。私は好きだ。
ラーメン店で一番難しい、一定の味を提供するお店の正に庄内の代表と言っても過言ではないだろう。