なぜか山から海へw

今日は隣集落Y良の祭りだ。
Y良側からのH山散策ということで、Mすみ荘坂(本来のY良坂と呼称すべきところ)を降りて行き港を過ぎて広くなったところに車を止めて、山へと登って行ったがまだ早い。
そろそろ海岸端のタラの芽が吹いても良さそうな時期だが、まだ遅れている。菊咲一輪草(キクザキイチリンソウ)があちらこちらで満開だった。
すぐに降りてきて、港付近で網を修繕していた顔見知りの漁師に断り今度は海へ…。テトラポットを転々と歩き回ると、500g程のグミ貝が採れた。本来はマイナスドライバーのような工具が必要だが、持ってる筈も無く手で採った。親指でずらすようにしていくと何とか採る事ができた。
漁師も「道具もなく、よくそんなに採ったの」と笑っていたw
グミ貝は味噌汁にすると、美味しい。美味しいのになぜ、漁師達はあまり採らないのだろう?競売にもめったに掛からないそうだ。
採るのが面倒くさいわりには、あまり高く売れないため儲からないのだという。
さて、このグミ貝は学名は「ヨメガカサガイ」という。その他にも種類が数種あり、「カモガイ」「アオガイ」なるものもある。
そういえば、群生場所が微妙に違うような気がする。
やはり、海藻ばかりを食べてるせいか汁を作る為火を通すと緑色に汁が変色する。あまり出汁はでないが、歯応えがあり私は結構好きである。
夜の味噌汁に一回分だが家族で食べれる。山から海へ行くとは、自分でも正直信じられなかった。
本来は海藻一本も採ってはならないことになっているので、注意が必要だ。地元民が地元の磯で、ちょっと食べる分くらいはと大目に見て貰っている分、漁師の死活問題となる行為は慎まなければならない。