定休日のお昼

旧、ザ・サンドライビングスクール側、元、上野食堂さんのところの〇伝らぁめんさんにシャッター。

狙いは魚介中華そば。

10時55分には開店と相成りました。

段取りの良い証です。本当に少しでも良いので、早めに開店してくれるお店は有難く感心します。

こちらの券売機も比較的分かり易い設定で助かります(汗;)

大盛300g、特盛400gですから、普通盛りは200gと考えて良いでしょう。

「普通盛り」とお願いし、スタッフに食券を渡します。

お店の雰囲気もとても良く、気分良く麺を啜れそうですね!

11時1,2分頃には既に着丼。

当然かもしれませんが魚介と付く様に、和風出しをしっかりと出して来ていますよ!

スープ温度も熱く、非常に美味しいスープです。

煮干し(イワシ)よりも鰹節系を強く感じます。

麺は、切れ刃12番くらいでしょうか?

力強い素晴らしい麺。

スープと麺の主張がかなり強いです。お互いが強いのでバランスも良くパンチ力十分です!

これに、チャーシューとメンマの主張が強過ぎると、バランスが崩れるどころか、途中で飽きて来るかもしれません。その辺りは抜かりが全くありませんね!(流石)

トッピングにもしても細心の注意を払って仕込みされているのが分かります。

しかし、開業当時から感じていた事ですが、ここの店主の熱意は凄いものがありますね。

本気で豚骨スープを仕込んでいるのですから頭が下がります。

どれだけの時間を費やしているのか?

煮詰まって来ると、数分に一度は掻き混ぜないと、焦げてしまいます。

そして、最後の濾す作業が一番大変なんでしょうね?

適当に濾すのならば容易でしょうが、相当の無駄に繋がりコスト増で利益が薄くなります。

ガチの豚骨スープのラーメン店は、仕事と言うよりも格闘と言っても過言ではないかもしれませんね!

加えて、この土地にて豚骨ラーメンで勝負すると言う覚悟が本当に素晴らしいと思います。

自分に絶対嘘の付けない人間なのでありましょう。大変だからと逃げ出すのは楽で簡単ですからね!

ここの店主を見ると、本当に豚骨ラーメンが好きなのでしょう!
そして、豚骨ラーメン作りに相当の自信を持っているものと思えます。
更には、その自信の豚骨ラーメンを多くの人から認めて貰いたい、食べて喜んで貰いたいと言うのが犇々と伝わって来ます。

それでもただの頑固職人でも無く、この様なより土地柄の中華そばを提供するようになった柔軟性も身に着けています(感心)

ここ山形県の庄内地方には、豚骨ラーメンを苦手に感じている人は少なくは無いと思います。

私のところのスタッフが、ここの豚骨ラーメンが大好きで、結構利用していると聞きます。

それでも、例えば、子供達も一緒で、家族で出掛けるとして、誰か彼か豚骨が苦手だと、ここのお店はスルーしてしまいます。

そこに土地柄の清湯スープの中華そばがあれば、苦手に思う者は、この中華そばをチョイスすれば良いのですから!

そんな事から考慮しても、この中華そばメニューは不可欠だなと感じました。

ただ、片手間の中華そばではいけない訳ですが、立派で自負できるレベルの中華そばであると、私は食べて来て感じました。

豚骨ラーメンの麺の茹で方表です。

豚骨ラーメンの麺は、超低加水麺で、加水率は25%~28%。
(※私の食べた魚介中華そばの麺は、低加水ではありませんでした)

要するに、1kの小麦粉に対して、水が250cc~280ccと言う事です。

因みに、私のところの加水率の半分ですが、現在、宅麺さん、或いは鶴岡市のふるさと納税返礼品で出荷している麺は、50%しか入っていません。冬場は54%で製麺していますが、現在54%を入れると、結構失敗してしまいます(掛自爆)

失敗した麺は出荷できませんし、自家用にも出来ないので自ずと廃棄になります。
それだと商品にならないので、安全策で50%まで落としていると言う事なのです。

実際的には、もう少し落とすと、最高に製麺し易くなるのですが、私のところの特徴ある麺から少し外れてしまいますので、50%以下には落とせないのです。

まあ、そんな話はどうでも良い事でしたが、低加水の麺は硬いです。そして、スープが吸い易いので伸びも自ずと早い訳です。

豚骨ラーメンの麺の特徴でもあります。伸び易いので、伸びる前に食べるという事で麺量も少なめで、たくさん食べたい人の為に替え玉があるのだと思います。

伸び易いから、硬めがあるのか?或いは、九州人の性格が関係しているのかは
分かりませんが、せっかちな性格の人間が多いならそうなのかもしれません。

ただ、私とお付き合いのある九州人は、豪快、鷹揚って性格かな?(爆)
決してせっかちではありませんね(笑)

それにしても、硬めの段階は多くあるのに、軟らかめが1つしか無いのも不思議ですね!(笑)

因みに、私は、5,6回程ですが、豚骨ラーメンを食べた事がありますが、
硬めがちょうど良いくらいなのかな?普通でも良いくらいと感じて食べました。

一度、バリ硬で試してみましたが、私の好みからは外れました。

そうなると、多加水麺の軟らかめの麺を好む人は、「やわ」でも硬く感じると思います。

「バリやわ」があっても良いかなと思ってしまいます。
私が好みでないから言う訳ではありませんが、「湯気通し」までは無くても良いんじゃないかと思ってしまいますね!(老婆心爆)

まあ、その茹で加減で無ければ、満足しない人も当然いると思うので、
余計な事は言わない方が賢明でしたね(汗;)

まあ、逆に、それだけお客様の好みに合わせて茹ででくれると言う事は、
有難い事でもあります。

それにしても湯気通しだと、どんな感じになるのでしょうかね?

3~4分の茹で時間の冷や麦を1分程茹でた感じでしょうかね?(爆)

1分~2分の茹で時間の「そうめん」を20秒~30秒茹でて試した事はありますが、撃沈しました(核掛自爆)まあ、ほぼ承知していた事なので、1,2本程度試しただけなので被害は極々小さくて済みました(爆)

興味は、それこそそんなにありませんが、食べてみないと判りませんし語れませんよね(苦笑)

残しても構わない、自宅で機会があったら試してみると言う事で誤魔化しておきますかな?(爆)

事ほど左様で、私のところのスタッフは、肥後をハリガネでオーダーして、
替え玉も「ハリガネ」で食べて来ると言っていましたよ(大汗;)

何かラーメンを食べている感覚では無いと言っています(核爆)
それでも好きで、はまっている様です!(凄)

そう言えば、セカンド氏、サードのカップルも豚骨(〇伝)であったと思います。
駐車場で入れ違いになった、若いカップルも豚骨目当て手での来店と思われます(憶測w)

興味のある方は、是非ともご来店して、〇伝と肥後の違いを打診してから、  食券を買うのがベターでしょうかね?

私は、勿論ですが、この度実際に食べた、魚介醤油らぁめんをお勧めしますよ!

かなりの煮干ブームに鰹節は押され気味(多分)なので、逆に鰹節の方を主張するところが、私は感心できるのです。

煮干しと言えば、ほぼ鰯の事だと暗黙の承知があります。

背黒鰯が主でしょうが、他の類の鰯も2,3あります。それに加えて鯵や鯖のの煮干しもありますし、自ずと飛魚もあります。

それらではなく、鰹節をメインとして組み立てた魚介スープ。

他店をインスパイアした感が無く、独自で作り上げた感が素晴らしいと思います。研究熱心の表れでありましょう。こちらのラーメンは更に美味しくなると思います。いやぁ~、これからも目が離せませんよ!