長ネギ

お客様から時々長ネギを頂戴することがあります。
旅館のお客様からですが、冬季間は中華そばをしているという事を知っていてか、いくらかでも足しになればということなのでしょう。
本当に有り難い気持ちになります。感謝します!
ところで、先日頂いたネギは太く甘味があり最高のネギでした。
そのネギは砂地で海岸付近のネギなんですが…。非常に太く、甘味がありました。
海岸付近で、常識では敬遠しがちですが、決してそんなことはなかったですね。
海水を掛けて、ネギを栽培して出荷に成功したとか先日新聞に載っていたのもちらっと見ましたが、詳細はわかりません。
しかし、塩害からの「失敗は成功の元」のお手本のような凄いことだと思います。
ですので、海岸端でも作り方によっては素晴らしいネギを栽培できるということですね。ここ東北は8割以上が白ネギです。青みの部分をほとんど食べずに捨てているようです。
勿体無いので、スープに青い部分を入れていますが、やはり白い部分を入れた方が甘味は出るようです。
青ネギの代表格は九条ネギですが、白も青もその土地の気候での栽培に適しているか適していないかに関係しているのではないでしょうかね。
ですから白ネギは寒冷地に多く栽培しているようです。
S玉県の深谷ネギとG馬県の下仁田ネギは有名です。下仁田ネギをすき焼きに入れて食べると、もう最高に旨いです。火を通すと凄い甘味が出てきます。
中華そばの薬味も切り立てよりも、一晩置いた方が甘味が出て美味しくなります。
そういえば、ネギ抜きのお客さんって結構いるんですよね。