続…赤ミズ

赤ミズを学名「ウワバミソウ」青ミズを学名「ヤマトキホコリ」という。
学名「アオミズ」という山菜もある。一般的には青ミズは赤ミズよりも癖がなく美味しいとされている。
しかし、この美味しいのは「ヤマトキホコリ」であり、皆さんが誰でも知っている「青ミズ」のことである。
本来の「アオミズ」は繊維も固く、赤ミズよりも下のランク付けである。
さて、赤ミズのウワバミソウのウワバミとは「ヘビ」のことである。別名「蛇草」とも云われているのだが、2つの由来の説があるそうだ。
一つは、ミズの群生地にはヘビが多く生息しているとか、ミズ採りに行くと必ずヘビを見るとか云われていることである。
もう一つは、ヘビが鼠とかを食べて胸焼けすると、赤ミズを食べるからという説だそうである。
ミズも乱獲すると、簡単に絶滅してしまう。根こそぎ採るのは避けたい。10本の群生なら、7,8本を採り、又別の群生地に移動するくらいでないと駄目である。
太いのを採り、細いのには手は出さないというのが山菜採りの基本である。ミズは誰でもどこでも簡単に採れるからこそ、皆で注意しながら採りましょう。
「育てながら採る」という認識を忘れないで採りたいものですね!