今シーズン最後のゼンマイ採りは、最初から沢歩きのゼンマイ場でした。
沢を歩き、雪渓を越えのくり返しです。
雪渓の上り下りは非常に危険です。行きは無難に切り抜けても返りに背負っていると危険が伴ないますので独りは危険です。
最後にこけてはいられないので、相棒と一緒に向かいました。
相棒と言っても私の親父よりも1歳若いだけの古希の人ですw
しかし、彼こそがゼンマイ採りの達人です!ゼンマイ採り歴40年です。私は半分の20年ですから格が違いますね。
片足を引き摺りながら、杖をついて進みます。
同じペースでもくもくと進んで来ます。山は上りも下りも急いではいけません。
膝にも負担が掛かりますので、どんなところでもペースを乱さないのがプロです。
私はたまに急いだりして、翌日筋肉痛になったりする時もありますが…(自爆)
無言でどんどん突き進みます。あたりに山菜は沢山ありますが、1本たりとも手を出しません。
目的の場所まで、ただひたすら進むのみです。
沢から北向きの枝沢に進路を変えます。枝沢は小沢で沢水が流れているかいないかです。登るまでは辛いですが、良い場所に当たれば、膝をついて採る事が出来ます。
一足先に膝を付いて採っていると、やって来ました達人も…(笑)
古希でここまで来る事の出来る人間は、まずは極僅かではないでしょか。これまでの彼のゼンマイ採り人生に、素直に敬意を表する次第なのは言うまでもないです。
是非、又来年もこの山に一緒に来ようと約束したのでありました。
趣味に年のギャップは皆無ですなぁ~。