直王のお店に伺いました。
この日は9時30分でシャッター長。
さて、私のところの出身『琴の』ですが、めでたく10周年(6月25日)を迎えました。
まずもって、おめでとう御座います。
本当にあっと言う間の10年でした。
開業に到っては、幾多の困難がありました。
家族の猛反対に加え、親戚でもある内儀殿の兄上からも無謀、言語道断と「喝っ!」をくらったのでありました(大汗;)
事ほど左様ですが、普通は真っ先に家族の同意が不可欠なのでは?
それが直王は、家族への打診前に「やります!」と決意を固めたのです(爆)
一応、何も知らない人もいると思いますので、軽く説明しますが、こちらの店舗は以前
「山伏食堂」でした。
経営が私の叔父であったのです。切り盛りしていたのは叔母ですが、年齢的にちょいときつい歳になりつつありました。
「誰か店を借りてくれる人を探してくれ!」と叔父に頼まれました。
そこで、直王に打診。「自宅からも近いし最高の場所、やってみないか?」
勿論、直王以外にも打診しましたが真っ先に直王が手を挙げたのでした。
直王は、それまで色々の人達からラーメン屋をやるんじゃないかと言われ(噂)て来ましたが、完全に否定していた時期でもありました。
それでも私の打診で、急に気が変わった模様。
直王「掛神さん、やってみたいです!」
掛「やってみたいじゃ駄目だぞ!」
直王「やります!!!」
掛「よっ~し!」
しかし、翌日直王から連絡があり、既出の「家族にも兄貴(義兄)にも猛反対されました」
掛「脱サラして命を懸けてやるって言って、家族に反対されて止める???そんなちっぽけな志だったの?」
直王「いえ、必ず説得をしてみせます!」
それから、一両日して直王が持って来た答えは、やはり「兄貴からどこにも修行に付かないで開業するなど無謀過ぎる!」と言われたと言います。
そんな事で、直王は最初からどこにも修行など行く気も無く、独学で開業するつもりでいたのです。ただ、一応私のところで働けば修行になると言う事で、3カ月程いましたかな?(爆)
特に何も教えてもいませんよ(核爆)
自分の仕事で精一杯で、教える暇など全くありませんでしたから!(マジ)
今だから言えますが、家族や兄貴殿を納得させる為であったのです。
まさか、修行が三か月とは家族も義兄殿も夢にも思わなかったでしょう(確信犯爆)
3月途中から5月31日まで私のところで働き、6月25日に開店ですよ(超核爆)
ただ、シーズンが終了してからは、本気で協力しました。
なぜならば、失敗は絶対にさせられない!
ラオタ同士の親友みたいな関係で、非常に仲の良い間柄、それに曲がりなりにも私のところに3カ月はいたのですから…。
それに加えて、1年や2年で潰されたら、親戚の叔父にも申し訳なく顔も潰れてしまいますからね。
そんな事で私にしても直王にしても絶対勝負のお店であったのです。
普通に考えれば、ほぼ間違いなく失敗するだろうパターンとは多くに云われてはいました。
それでも、直王のやる気と実力。猛反対していた内儀殿の姿勢が激変したからでしょう。
商売と子育ての両立ほど大変で難しいものはありません。
私の両親などは典型的な、いい悪い例ですよ!orz
それでも直王の子供達は二人とも、ぐれる事も無く極めて優秀で鶴岡高校に入学して卒業しています(長女致道館高卒)
二人とも大学に入れ、直王夫妻は本当に大したものです。
さて、まだまだ書きたい事は山ほどありますが割愛します。
そんな事でこの日、頂いた中華そばです。
加水率60%、しかも夏場の梅雨の時季ですよ!
もう、気が狂っているとしか思えません(爆)
ワンタンの皮レベルの加水率です。
茹で時間はどんな設定と直王は考えていたのでしょうか?
私は加水率と番数を聞いて、10秒でお願いしました。
麺をテボに入れて、再沸騰してくるだろう時間です。それで火が通ります。
絶対にお腹を壊したりしないレベルですよ(断言)
超低加水麺の粉落としを食べる訳ではないのですから!
あっ、断っておきますけど、それを好みで食べている人は当然ながらお腹を壊したりはしていないでしょうから、全く否定するものではありませんから!(悪しからず)
茹で時間は、一玉と二玉でも違ってきます。
三玉では更に違って来ます。
超超多加水麺になれば、間違いなく、僅か5秒程度茹で時間は異なっても食感がまるで変ってくるものなのです。
さて、10秒茹での麺は?
なるほど、、、、やはり、、、間違いなくドンピシャでした。
私の好みの食感。想像していた茹であんばいでした。
低加水の麺、水分が多く含まれていないから、スープを吸って伸び易い。
多加水の麺、水分が多く含まれているので、比較的スープを吸いにくいので低加水の麺よりは伸び難いとされています。
しかし、60%を超える様な超超多加水麺になると、逆に伸びるのが早くなるのです。
しかもそれが細麺と来れば、更に伸びるのが早い訳です。
いやぁ~、最高です。格闘し甲斐がある麺ですね!
これは普通に食べていたら、最後、多少伸びてしまう懸念があるだろうと、マッハで対応しました(爆)
200gの麺でも1分足らずで完食(麺のみ)しました。
それから、落ち着いてチャーシュー、メンマをスープと共に頂きました。
チャーシューも桜美豚の腕肉の一部を使用。とても美味しい肉ではありますが、味付けが当然大事。非常に良いあんばいでありました。
メンマも乾燥メンマを8割程度までしか戻していなく、自ずと歯応えがあり、メンマ自体の風味が抜群です。
美味しいけど儲からない仕込みの仕方なのです(爆)
スープも丁寧に取っているのは判ります。
以前よりもコクが増した感じがしました。πウオーターの効力だけでなく、スープ取りに一工夫加えている様です(感心)
最後になりますが、お店のルールは守りましょう。
特に内儀殿は写真を撮られるのを非常に嫌います。バイトさんも女性、ハイスクール女子もいますから絶対にNGです。
他のお客様だって、あなた、おまえの不倫草の仲で来ている場合もありますから、そんなところが映ってしまいSNSに挙げられたら大変です(爆)
諍いでは済まない場合もあります。
↑の画像も基本、撮る事は禁止ですが、直王に打診して許可を得て挙げました。
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