定休日の夕食

もう随分以前の事になりましたが、還暦祝いで港町管内まで移動。

伺ったのはこちらのお店。

思い起こせば、ハーフムーンの池田名人から連れていかれたのでした(懐)

16時55分シャッター。シャッターしていると、近くに在住の大御所も一緒にシャッター。

こちらのお店の超常連で、それこそ同じ姓の池田氏。

この日は、道中での練習は皆無。復路は「おかん」の運転ですが、往路は私の運転で向かいましたよ。

以前みたいに大酒はNGと言う事で、早くからは呑まない習慣にしています(厳守)

この日の目当ては本鱒です。

サクラ鱒呼称が一般的かもしれませんが、これは最上川で揚がった川鱒です。

川に遡上する前の定置網で獲れたサクラマスは非常に美味であることは誰もが承知している事ですが、川で獲れた鱒は更に脂が乗り最高級なのです。

河口から1k~2kくらいのところで獲れた物が最高との認識でいます。

ただ、それよりも更に遡上してしまうと、やや泥臭さが入り、味が落ちてしまうそうです(未食)

まずは手始めの「クロモ」です。

最高の塩梅。酢加減が絶妙。板の後ろレベルが味付けすると、私は咽てしまいます(爆)

飲み物は鳥井さんのプレモ生。最高に旨いです。爽もウーロン茶割はやめて、麦茶割にしています。

気休めかもしれませんが、結石を再発しないプチ努力です。


子持ちヤリイカの煮付け。真子がやば過ぎる(激旨)

そして、メインの川鱒です。
私は素焼きにして貰いました。

折角の川鱒でも焼き過ぎたら台無し。

そのあたりは細心の注意を払っていると思います。

焼き過ぎと言うよりも、逆に手前焼きです。

最後は余熱で仕上げるかの様な卓越した調理であると分析します。

旨いとかのレベルを遥かに超えておりました。

これまでの人生で、一番美味しい桜鱒(川鱒)でした。

これまで食べた鮭鱒類でも一番美味しかったです(感動)

最近は高級紅鮭、マスノスケも口にはできませんが、それらと比較しても上です。

そう言えば、30年近くも前の話になりますが、天下の仁三郎がマスノスケをゲット。
それを由良の堀旅館が買い、半身を分けて貰った事があります。

10kのマスノスケ、いやぁ~、旨かったです。その後も一度だけ揚がった知らせを聞きましたが一尾4万円ほどの値が付き、手が出ませんでした。

因みに鮭鱒類で未食なのが「鮭児」です。

最初から買う気も無いのですが、あの当時の価格でも、一尾10万円もする代物らしいです(即死爆)今はどんな相場になっているのでしょうか?

買う事もできませんんから、調べる事もしたくありません(爆)

さて「おかん」は煮付け。面倒でしょうから、どちらも焼きか煮で良いと言ったのですが、マスターのお勧め(配慮)で異なる調理にしていただいたのであります(激感謝)

付け合わせに「ニラ」と言うのもセンスがありますね。

旬の魚に旬の野菜ですから、合わない筈が無い。

っうか、ニラ鱒のあんかけは郷土料理の一つでもあるのですから!

それから、鱒の握り。私は銀舎利を一粒でも食べるとサドンデスなるので「おかん」が食べられる貫をオーダーした次第。

根曲がり竹(月山筍)の天婦羅。

本当は焼きが良かったのですが、揚げの方が早いと言う事でお願いしました。

こちらも身体の事を考えて、揚げよりは焼きにしたかったのですが、あえて揚げにしたのは、食事の時間です。

これも気休めかもしれませんが、就寝する2時間前に食事を終える事です。
本来は3時間の方がより効果があるものかと思われますが、それは中々容易では無く、2時間がマイルールとしています。

これ以上痩せるのは大変ですが、折角痩せた体重をせめても維持できればと言う事です。

以前の様に好きなだけ飲食はできなくはなりましたが、超久しぶりの外食と言う事もあり、大満足の夕食になりました。