三瀬海岸の「みしゃご岩」です。
この岩の由来は鳥の「ミサゴ」から付いたと云われています。
「ミサゴ」なる鳥は、ワシ、タカの仲間で、昔はこの岩に棲息していたと
伝えられていますがどうなんでしょうか?(疑)
猛時化になると、波が全てをのみこんでしまうようなところに巣を作るでしょうかね?(謎)
ミサゴという鳥を調べてみましたが、断崖絶壁に巣を作り、水面から多少は
潜って魚を獲って岩の上など、決まった場所で食べる習性のある鳥とあります。
ということで、断崖絶壁は八乙女浦です。八乙女浦の断崖絶壁に巣を作り、
みしゃご岩から、魚を狙っていたのではないでしょうか。
食べる魚類も、ボラやスズキ、トビウオ、イワシとありますので正しく頷けます。
昔は三瀬川は現在よりも、葉山側に流れていましたから、真水の入るところにスズキなどが寄ってきたものでしょう。
大きな獲物を狙い過ぎると、魚の身から爪が外れず水中に引きずり込まれ
逆に魚から食べられてしまうようなドジなミサゴもいるのだとか…w
そんな理由からでは勿論ないでしょうけど、現在では全く見ることの出来なくなった鳥のようですね。
結論ですが、「みしゃご」の由来は、ミサゴが獲物を狙っていた岩、又は獲物を捕えて食べていた岩という事からではないでしょうか。
習性からみても、巣は葉山の八乙女浦付近に作っていたものと考えるのが妥当のような気がします。