定休日の夜

何やら、ここ数年間、城下町駅前に鳥の死骸が落ちているとの噂をよく聞くので確認して来ました(核爆)

こちらのお店です。噂によると、特に繁忙期の金曜日、或いは土曜も然りのゴールデンタイムの予約は一年前でも取れない事があると言う事でした(仰天;)

しかし、私は諦めない(爆)

世の中の人達の行動、特にこんな田舎の人達の行動を分かっているかです!

居酒屋の開店時刻17時から呑む人は、ほとんどいない訳です。

電話での一発目の打診では即断られましたが、店長に代わって貰い詳細時間を伝えると何とかギリギリOKして貰いました。

17時~18時40分までならば空ける事ができるとの事でした。

何とか食らいつき予約完了(自負)

私は4時45分に着き、PPゲットしましたが、17時に開店を待つ行列が10名を超えていました(凄;)

と、ここまで書いて前言の一部を撤回(爆)

着席して、飲み物等を頼んでいると、次から次へとお客さんが入店して来ます。

今は、多くが17時から呑むようになったのでしょうか?(核爆)
まさに飛ぶ鳥を落とす勢いとはこのお店の事の様です(流石爆)

どうせこれだけ流行るならば、金土だけでも15時とか16時の開店のお店にしてしまえば良いのです。

18時までに安全に一回転しますよ!(マジ笑)

さて、私は自力運転で伺いましたので、とりあえずビールから!

っうか、本来ビールにとりあえずを付けるのは失礼だと思いませんか?(笑)
どうですか?そこのビール派のあーた?(爆)

「とりあえず爽のボトルを貰えますか?」などと一度たりとも言った事はありませんからね(爆)

さて、まずは手始め『玉子蒸し』のお通しです。

一口食べて、美味しくほっとします。

あとは、一気にかき込みます(爆)

この日の酒は美味しい事が保証された様なものですね!(満足)

いつも講釈していますが、基本その日の酒の席で最初に口にする物です。

それが口に合わない物であったら、もう、追加料理もほとんど期待できないと言っても過言ではありません。

外内島、余目、お通しは責任重大なのです。

それがNGだと、おっと大山、散々三瀬になるのを知っていましたか?(爆)

お店によっても様々ですが、お通しの相場は300円前後でしょうか?
今は、もう少し上がっているものなのか?(不明)

まあ、200円のところもあれば500円のお店もあると思います。
高級居酒屋になると800円も珍しくは無い時代。

何と言えば良いのかな?(苦笑)取るならば取るなりの物を提供して貰いたい訳ですよ。

あとは多少工夫があっても然る可し。

嫌いな物が出て来たら困る訳ですから、3種類くらいを用意して好きな物が選択できる。そうすればある程度偏食の人も一品くらいは好きな物があるのでは無いでしょうか?

例えば3点盛りで500円も取られ、全部嫌いな物がでると、辛くないですか?(爆)

ビールに合う物、日本酒や焼酎に合う物、ウイスキーとかワインに合う物などの料理を作り分けて置き、提供するのも良いのではないですかね?
それが面倒と思うならば、お通しなんか無しにすべきでしょう。

あとは、おかわり自由(無料)とかも良いと思いますけどどうでしょうか!?

現在は既製品も凄く美味しくなっていますし、下手な味付けをしてしまうよりは、ましかもしれませんが基本的には感心はしません。

せめて、その既製品に更に手を加えるとかしないと、例えばA店で食べた数日後にB店でも同じ物が出て来たとなるとどう思いますか?

私ならば手抜き評価で、それこそ他の料理への信頼性も薄れてしまいます。

やはり、手作りで既製品よりも美味しいつまみを作る様じゃないと糸偏に冬になる懸念を感じます。昔、通用した事が今は通用しな事は数多くありますからね!

嫌いな物を出されて、箸も付けずに数百円も支払うって?やや馬場こういちにも思います(個人的意見)

そんな事で、ここ数年はほとんど居酒屋どころか外呑みする事もありませんでしたが、これまでの人生の居酒屋体験を元に講釈をさせて貰いましたが、こちらの玉子蒸しは、最の高と言う事でした(爆)

偏食王の小生でも流石に玉子蒸しは好きです。

そして、とりあえず爽のボトルを入れて貰いました(爆)

実際は、とりあえず爽のボトルなどとは言ってはいませんからね(核爆)

店長の右腕と云われている「オカベ」氏???もしかしたら、双璧関係にあるのか?知らんけど(爆)その彼女が気を利かせてくれて、「ジョッキはメガにします?」

以前の、ただの馬鹿で無謀な私を知っていての事でしょう(感謝爆)

もう、相当に衰えていますので、「大ジョッキで大丈夫です!」と言います。

オカベ氏「手が疲れますからね?」
掛「いや、目が疲れるから!」

普通では笑えない親父ギャグにも温かく反応してくれます(爆)

腹ヘリコプターで行きましたので、玉子蒸しだけでは腹が全く落ち着かずに↓をオーダー。

黒バイの煮付けです。

揚げ物、焼き物は時間が掛かって当然。刺し身にしても切って盛り付ける作業がありますから、秒で提供される事は99%ありません。

出てきたら、「チン」でしょうから、二度とそんなお店には行かない方が賢明でしょう!

ただ、刺身においては…以下自粛。因みに、こちらのお店では、オーダーをしてから包丁を入れるのは当然。

そんな事で、オーダー後に煮付け調理をする様な魚と異なり、バイ貝の煮付けは事前に仕込みをされているのが120%なのです。

外内島&余目で、まもなく着皿でした(笑)

一口食べて、流石板前さんが調理したものと寸時に判りました。

とにかく、この黒バイの煮付けは簡単そうで難しい料理である事は間違いありません。

味が、きちんと浸み込んでいて軟らか仕上げになっているか?
バイ貝特有の臭みが無いか??この2つが最も重要です。

板の後ろさんや一般の人が作るのと、それこそ板前さんが作る黒バイ貝の煮付けは全然違います。

味付け等を評価しても2倍もの差が生じると思います(バイだけに…爆)

それでは、以前板の後ろの小生の黒バイの煮付けの作り方を大体ではありますが紹介します。

一般の方は魚屋さん、或いはスーパー等で購入されると思いますが、まずもって鮮度が肝心になります。

活きている物が好ましいのは言うまでもありません。まあ、やや弱った物でもギリギリOKでありましょうか?死んでいるものだと、相当下処理等の工夫をしても微妙なのではと思います。

ただ、やや弱った物、或いは死んだ物を購入した時が無いですから、一概には言えませんが、恐らくは、その状態の物を調理して提供された物を見抜く舌はあります。まあ、舌と言うよりも鼻の方か?(笑)

まあ、誰でも臭いで判りますよ。

まずは貝殻を擦り合わせながら洗います。揉み洗いと言った方が分りますかね?

見た目はそこまで悪くないですが、結構汚い貝です。

鮮度の良い物を使用する事が第一段階、この洗いが第二段階になりますが、この何れもかなり重要です。

もう、味付けは好みですから、この二段階で8割は勝負が決まると言っても過言ではありません。

そんな事で、揉み洗いを2,3回繰り返して奇麗になったら、水から下茹でします。

沸騰したら一旦ザルにあけて、再度揉み洗いをします。

そうすると、自ずと8割~9割程度の貝の蓋が取れます。

取れなかった蓋は、面倒でも取って下さい。

まあ、食べる時に取れば良い人はそのままでも良いでしょうが、お客さんにお金を貰って提供するのであれば絶対に取るべきです。

あとは、更に面倒なのが唾液腺も取った方が良いと思います。

自宅で自らが食べるならば、特に命に別状はないでしょうけど…(核爆)

この唾液腺は、この黒バイの物に関しては極々小さいそれですから、支障をきたす事はないとは思いますが、お店でお客さんに出すのならば必ず取った方が賢明でしょう!万が一あっては困りますから。

その他、色々なバイ貝、或いはツブ貝と呼称されている大型、大きめの貝の唾液腺は絶対に取って出さなければいけません。

因みに、サザエの唾液腺は取らないでそのまま提供するお店、あとは普通の人はほとんど取らないで食べている事の方が多い様に思います。

刺身ならば、まず食べる事は無いでしょうが、壺焼きだと食べてしまっていると言うのが正直なところでありましょう。

これに付いては、美味しくない無いだけで、それこそ支障をきたす事はまずありません!(知らんけど爆)ただ、少し苦い感じがして口残りします。

全てを丸ごと食べた時に、その違和感が肝のせいだろうと間違った認識を持つ方もいますが、さにあらず!肝が犯人ではありませんから!ただ全て食べるのではなく、砂をかんでいない先の部分だけ食べる様にしましょう。

肝を先入観で気持ち悪いはNGですよ(肝だけに爆)

先の部分って?何かににていると書くと、食欲ゼロになりますので書きませんけど(核爆)

そんな事ですが、下処理した黒バイ貝は水と日本酒、味醂、醤油で煮ます。

分量は適当ですが、↑に書いた順序の量です。水が一番多く、醤油が一番少量です。

大根の捨てる部分などを入れてやると、より美味しくなると思います。
鮮度のやや落ちた物を購入した場合は、それこそ下処理を十二分にやって、生姜を少々入れてやるのも臭み消しに効果があると思いますが基本止めた方が良いと思います。

甘味を強くしても美味しい貝ですので、お好みで味醂の量を増やすのも有り、砂糖を入れるのもOKです。私は大根を適当の厚さで輪切りして入れ、大根が軟らかくなるまでとろ火で煮込みます。時間は計った事は無いですが、2時間程度です。

一応、板の後の作り方ですが、黒バイ貝に関しては、ほぼ板前に近い仕事をしていると自負しています(爆)

黒バイ大好きですが、逆はやばいので気を付けましょう(白バイ爆)

そして、次に運ばれて来たのが刺身盛り。

シャッター長と言う事もあり、たった一個のサザエの刺身をゲットする事が出来ました。

サザエも刺身は活きていないと論外。コリッコリで鮮度抜群のサザエ刺しでした。アワビも旨いかもしれませんが、少し鮮度の落ちたアワビよりは鮮度抜群のサザエの方に軍配団扇は当然ですが、価格の差を考慮すると私はサザエで十分でそちらに軍配団扇です。

あとは、オクトパスの刺身があったのは最高の幸せでした!

吸盤、最高です。オクトパスも高級食材ではないですが、手間が半端無く掛かります。

ヌメリと汚れを落とす下処理が本当に大変です。

洗濯機に入れるのは、板の後ろ以下ですからね(核爆)

素手で、吸盤も一つ一つ丁寧に汚れを落として行かなければいけないのです。

最初は大量の塩を使いますが、それを奇麗に洗わないと、塩辛さが残りますしね。

そして、更に難しいのが茹で時間です。これは誰も教える事ができませんから適当にやるしかないのです。

タコの大きさ、火力でも違って来ますし、何分茹でと言う事すら言えないのですよ。

目安で、1k1分で試した事がありましたが、その通りには行かない場合もありましたよ!例えば5kだと5分、10kだと10分ですが、そんな容易には行きませんでした(苦笑)

とにかく、茹で過ぎだけはNGです。

下処理は超大変、講釈と食べるのは簡単ですけどね(爆)

あとは、多くが大好き鶏の唐揚げをオーダー!
っうか、私の大好物の中の一つです(笑)

本当に鶏好きなのですよ!!

こちらも旨いです!

とにかく、鶏唐揚げは子供の頃から大好物でありまして、初めて焼肉店でカルビを食べるまでは、一番好きな食べ物でした。

因みに、最初にカルビを食べたのは金浦で食べたカルビです。

現在のにかほ市の金浦(このうら)じゃないですからね!(笑)
城下町管内の本町2丁目にあった金浦(きんぽ)さんと言う焼肉屋さんです。

恐らくは、肉質も良かったでしょうがタレが美味しかったのかと思っています。

そして、それまで鶏の唐揚げで子供の頃に美味しいと思って食べたのは、山王閣1階レストランの唐揚げでした。その時は既に小学5,6年生になってからの話ではあります。

それ以前に美味しいと思ったのが、稲穂号の食堂車の鶏唐揚げです。
今思うに、醤油ベースの衣は恐らく馬鈴薯デンプン使用の物であったのではと思います。

結構色が濃かった記憶があります。

醤油ベースか?或いは、多少揚げ過ぎだったかものか?(笑)もしかしたら、油が相当に劣化した廃油で揚げていた物か?(不明核爆)

子供の頃の話で全く判りませんが、祖母の作る唐揚げと比べると段違いに旨かった記憶があります。

祖母の作る唐揚げは、やはり、今思うにと言うか、分析すると火事を絶対に出してはいけないと言う事で、間違いなく油の温度が低かったのだと思います。

かなり小さめの広東鍋を揚げ鍋として使用していましたから。

それでも大好きな鶏唐揚げですから、晩飯のメニューを聞いて「鶏の唐揚げ」と言われると、「やった~!」とガッツポーズをしたものです。

本人の石松氏よりも早く、あのポーズをしていたのは間違いありません(核爆)

さて、鶏の唐揚げは、これまでの人生で一番多く調理した物と言っても過言ではありません。
旅館時代にセイガクさんのお客さんが多かったので、必ず鶏の唐揚げはメニューに組んでいましたから!

いや、それは嘘だと寸時に気づきました。

一番多く調理したのは中華そばです(核爆)

まあ、それを除けばですが、子供の頃に食べた味、食感を元にしながら、数え切れない程の作り方、或いは味付けを変化させて来ました。

結果、あまり複雑な味にするのはNGと思い、シンプルな味付けに辿り着きました。

塩、下ろし生姜、下ろし葫(少々…ほぼ微量)うま味調味料(味の素)、黒コショウ、醤油(色付け程度少々)

後は卵です。鶏モモ肉3枚に1個くらいを使用しています。

ご家庭で鶏モモ一枚に卵1個ではやや多い競馬場でしょうか?(爆)

SSサイスの卵とかなら良いのかな?

わざわざ高い鶉の卵で調整する必要は無いと思います(爆)

あくまで塩味ベースの生姜味の唐揚げです。
そして、合わせるのは馬鈴薯デンプンのみでは無く、小麦粉(薄力粉)です。

馬鈴薯デンプンよりも薄力粉が多くならない方が良いと思います。

あとは、揚げ油の温度ですが、これは適当です。

150度~160度で数分揚げます。

どのくらいの大きさでとなると、適当ですが、普通サイズのモモ肉ならば、6つ切りで4分~5分。

そして、一旦上げて置き、油を再度加熱させます。

恐らくは170度~180度であると思います。

そこで2分~3分です。

油の量と鶏肉の量でも違って来ますので、本当に適当になってしまっていますので悪しからず!

あとは、廃油は身体にも毒でNGですが、鶏唐揚げは天婦羅と違って新しい油よりも、多少弱った(1,2回使用)油の方が良い感じがします。

おっ?何か知らぬうちに大きな脱線になってしまいましたが、こちらのお店には相当前に予約を入れる事をお勧めします。

今から、年末の忘年会の予約は間に合うのものか?(爆)

来年のゴールデンウイークならば、安牌かなとも思いますが心配の方は早めの予約をする事をお勧めします(マジ)

あとワンチャンを期待するならば、団深夜25時までの営業なので、23時、24時になれば流石に席が空く可能性があるのではないかと思います(知らんけど爆)

ここの店長は居酒屋をやる為に生まれて来た男と言っても過言では無いでしょう。

繁盛する理由、カラクリ等も私は把握していますが、容易に真似のできる事では無いのです。

称賛以外の言葉が見つかりません。

そんな事でしたが、超久しぶりの外飲みは非常に楽しかったし、ストレス発散できました。

ノベルコロナ禍から今日まで、城下町管内での外飲みは、マジほんの数える程でしたからねorz