言葉の語源

最近パソコンで「ごまかす」で変換すると「誤魔化す」と出てきますが、当て字のようです。
本来は「胡麻菓子」から出来たことばであると言うことでした。
このお菓子は、大昔に造られたもので、小麦粉と胡麻を混ぜて焼いたものだったといいます。
しかし、中身は空洞であったために、外見は良くて旨そうだが中身がまるでないインチキだということからきた語源であるといいますね。
同じく胡麻を使ったことばで、「胡麻すり」は胡麻をすり鉢で擂り潰すとあちこに付く事から、あの人に付いたり、この人に付いたりという事で毛嫌いされる人のことを呼んだのが語源と言いますね。
そして、現代ではすり鉢は「当り鉢」と呼ばれているようです。
「する」ということは賭け事で負けるという意味なので縁起が悪いので逆説の勝つということで「当り」を付け当り鉢としたそうです。
「パチンコで2万円すった」とか言うでしょう?「宝くじに当る」と言いますからね。
その他にも似た類で逆説がありますよ。スルメでは縁起が悪いので「アタリメ」ですね。
気の利いた居酒屋なのに行くとメニューに「当り目」と書かれていますよ。
当然、スルメが出てきます。
宴会などの終了の挨拶の中でも、「お開きにさせて頂きます」と頻繁に聞きますが、開くのではなく終わるのですけど「お開き」という言葉を用いますね。
これも「終わる=死ぬ」では縁起が悪いので、逆の言葉を用いたものなのだと思いますよ!
探してみれば結構このような類の語源があるものですね。