『伊藤様の作品』

連日の予定ではいましたが、2日後の羽後県遠征であります。

昔、お江戸遠征の時に、王子神谷店に行っています。

勿論自力で行けるようなところではなく、大幹事O氏から案内していただいた経緯があります。

その時は、彩未の奥氏もご一緒させて頂きました。

その当時はかなり個性があり旨いと思って食べました。

O氏に「掛神さん、秋田はお隣県なのでいつでも行けるでしょ?」と言われていました。

しかし、片道ノンストップでも角館まで3時間30分の距離(苦笑)

正直本家までは足が遠のいておりましたorz

その後東銀座店にも行きました。

いやぁ~、旨かった!

どんどん行きたい気持ちが強くなり、羽後塾長、もとい、後の徒然人さんに
総本山にナビして貰える事になりました。それが昨年です。

相当に旨かったです。また必ず再訪しようと思い店を後にしたのは言うまでもありません。

ただ、今回も自力ではどうにもならないなと判断し、羽後本荘まで自力移動、
そこから相談役号に乗り換え、いざ角館へ!

今だから言えますが、これもお江戸でのシャッター時に話している内に盛り上がり、ナビして頂く事を約束をしたのでした。

シャッター長当たり前です!(爆)

ここでは羽後ラーメン女子の「フォレストリバー氏」とも待ち合わせをします。

こちらのお店からわずか30分のところに住んでいる女性ラオタです(爆)

私のところに、天気が悪い時期には全くお越しになりませんが、天候の良い時期になると、週一は当たり前で、週二でお越しになる事もある超常連さんでもあります。

片道3時間ですよ(大汗;)

相談役が師匠であろうと、私が勝手に判断しているところであります(爆)
「とちぎ」ナンバーがセカンドでした。いやぁ~、でも全く危なげなし(爆)

10時40分には入店させてくれました(嬉)

前回はデフォを頂き、旨過ぎて全然足りなかったので、今回は中盛りにします。

相談役も同じく中盛り、フォレストリバー氏はデフォ。

ここのお店は例外で麺から!

いやぁ~、旨い、実に旨い!

半端な次元ではありません。

そして、次も麺(爆)

余りにも旨過ぎて多めを啜り、喉が詰まり水汲みです(爆)

そして、次にも連続して麺です。

そして、一応スープみたいな感じです。

いやぁ~、魚介系の旨さがグンバツです。

去年より旨くなっているのか?
或いは私が更に旨いと感じたのかもしれません。

どんどん嵌っている感は否めません(爆)

無化調であると謳っていますが、食べてもそれは分かります。

しかし、物足りなさどころが、私には半端無く旨みを感じます。

昆布&鰹の合性、グルタミン酸とイノシン酸、味の相乗効果を巧みに出しているのでしょう。そして、濃厚なうま味を秘めたコクはスープの王道(個人的意見)鶏スープでありましょう!

それこそ、グルタミン酸やイノシン酸を更に強烈に感じさせるのは、
ガラのみならず、肉の部分も使用しているのではないでしょうか?

そして、それに膨らみを持たせているのは、玉ネギでしょう!

この玉ネギは大きな味噌だと私は思います。

甘さは旨さなのです!

超感動しました。

久し振りに唸りました。まさに鳥肌ものです。

トッピングにチャーシュー?メンマ?
全然要りませんよ!一ミリも必要性を感じません。

アクセントも箸休め等、一切要りません。

最後に麺が残る感じのラーメンにもやられたなと言う時はたまにありますが、ここは逆です。

最後にスープが残ります。

一気に麺を啜ってしまうからです。まさに無我夢中とはこのこと。

スープの量が少ない?全然、これ以上のバランスは無いでしょ?
このままで完璧です。

麺が硬い?全然硬くありませんよ!

麺がゴムみたいだと表現している人もいますが、ゴムみたいとは感じません。

実際に輪ゴムを噛んでみましたが、全然違いましたよ(超核爆)

ラーメン、中華そば、支那そば、色々な呼称がありますが、
その何れも似合わない様な気がします。

伊藤と言う食べ物と言う表現もやや違う様な気がします。
伊藤と言う麺料理としか表現が無いのか?(爆)

いや、『伊藤様の作品』がベスト呼称でありましょう!

王子神谷、東銀座で食べたのは、煮干し中華って感じでした。

弟さんと甥さんのお店だと言う事ですが、そんな事を考えると総本山も昔は煮干し中華みたいだったと分析します。

鶏を使用する様になったのは後からの時代になってからだと思うのです。

帰りの車で、imanoya相談役に「悔しいけど負けました!完敗です」と言います。

imanoya相談役は「負けた勝ったとかでは無いですよ!」と慰め、言ってくれましたが、マジKOされました。

美味しかったと言うこの上ない喜び感は勿論あるのですが、逆に立ち上がれない程のKOです。

旨いラーメンに出合うと、どうやったらこんな味になるのだろうと想像します。
食べながらも想像します。帰りの車でも想像します。

こんな感じでやったら、近い味にはなるだろうか?

そんな事を考えながら帰るのです。

スープの取り方を想像し、麺はボーメやら、加水率やら、切れ刃の番数を思い浮かべたりします。

しかし、総本山伊藤さんは作り方に想像すらできませんでした。

特に麺が不思議なんです。

スープは無化調なのですから、麺にもかん水以外の添加物は
使う筈もありません。

小麦粉だけで、これだけのグルテンが出る様な麺を打てるものなのか?

一杯の麺料理としての完成度も凄いですが、麺打ちの達人なのかもしれません。

元宇宙一氏なら、クリソツの麺が打てるのだろうか?

私には打てません。全く打てる自信がありません。

余りにもショックで2,3日、ゆっくり睡眠ができませんでしたorz

恐ろしい麺料理です。

作り手の事を崇拝するしかありません。

伊藤様、この世の中、本当に凄い方がいるものです(仰天;)

最後に、ナビしてくれたimanoya相談役には心から感謝する次第であります。