定休日のお昼

この日は、鶴公&レッドリバー土手のチェリーブラッサムがフルブルームになって見えました。

一ミリ、もとい、満開に一ナノメートルも興味無し(爆)

チェリーブラッサムが、綺麗に感じて見える咲き方は三分~精々五分までです。

あとは、何か重たく感じられ鬱陶しく見えてしまうへそ曲がりの小生であります(爆)

一応、「おかん」に見せて上げようと、鶴公を一周、レッドリバー土手沿いを
通り、こちらのお店にシャッターしました。

『フラワー・バード・ウインド・ムーン』城下町店です。
10時55分でしたが、店長が、シャッター車が突入して来たのを見て
幟を出して開店となりました(感心)

中々、開店謳い時刻よりも前倒し営業ってできないお店が多いと思われる中、
本当に有難く思いますし、感心して来ました。

なぜならば、店長は経営者では無いからです。

雇われ店長って結構いい加減な香具師が多いと聞きます。

ラーメン店のみならず、飲食店どころか他の業種でも同じ事が言えると思います。

っうか、だから廃店舗になったりもしますし、後には本店も纏めて潰れるケースも少なくはないんじゃないでしょうか?

まあ、そんな事はともかくも立ちはだかる券売機です

この日は「おかん」に手伝って貰いながら押しました(爆)

しかも、この日は学問のすすめ札を入れて緊張感を抱きながらの購入。

お釣りの取り忘れをしない為の作戦でした(爆)

全く問題なく購入したつもりですが、シャッター長が「おかん」と言う事になりませんか?(核掛自爆)

次のお江戸遠征、券売機攻略はできるのでしょうか!?orz

「おかん」はつけ麺。

私はデフォ以外一ミリも興味が無いと常々言っていますが、こちらのデフォが分かりません(爆)

恐らくは「海老ワンタンメン」でしょうか?

或いは普通に「ラーメン」でしょうかね?

まあ、フルムーングループなので「ワンタンメン」でしょう!(笑)

「おかん」から押して貰った「ワンタンメン」です(他力本願爆)

まずはスープを直丼します。

クビグビと、どんどん行けるスープです。

酒田のラーメンの特徴でもありますが、多少薄味の設定で魚介系の出汁を
味わって貰おうと言うものでもありましょう。

やはり、スープ(出汁)にはかなりお金が掛かっている訳ですから、
完飲したいですし、お店側からしてみれば完飲して欲しいのは当然です。

こんな事を書きながらも、私も昔はKKせずに連食派でありました(苦笑)

遠征などすると、とにかく、スープなど最初の一口しか呑みません。

やっつけ仕事ならぬ、やっつけラーメン喰いであったと思いますorz

何軒も回りたい為に、少しでも口に合わないラーメンだと、ほとんど食べずに
残して退店でした(猛省)

そのお店にも不快な思いをさせてしまった事、更にはお金の無駄遣いをしたなと今更ながら後悔であります(苦笑)

結果論ですが、そんな事で不健康になり薬が不可欠になりましたし…orz

後の悔い先に立たずなど語ってもどうにもならないので話を元に
戻しますが、こちらのお店のスープの和風出汁は酒田のラーメンでは一際異彩を放っていると感じます。

ここ最近に開業されたお店には、ほとんど訪店していませんが、
以前は鬼の様に港町飽海管内を回り歩いた時期がありました。

平成15年時点では、庄内でラーメンを提供するお店が550軒あると云われている中、約250軒を制覇すると言う自称ラオタであった小生です(爆)

まあ、詳細は割愛しますが、自ずと開業に当たっては、繁盛店を食べ歩きしないと話になりません。

フルムーンさん、ニュームーンさんは当たり前田製管です(爆)
フルムーンさんは、今と違って煮干し出汁がどこのお店よりも主張が激しい個性あるスープでした。勿論イワシの煮干風味だと感じました。

現在は動物系も強力にして、煮干しをやや抑えたバランス重視のスープになっていると思います。

ニュームーンさんの魚介系は突き出た物が皆無です。

イワシの味がする訳でも無い、鰹の味がする訳でも無い、飛魚の味がする訳でも無い。それでもそれらの素材を使用していたと思われます。

フルムーンさんは煮干しを激しく主張したスープ、ニュームーンさんは何も主張させずに纏めた最高バランスのスープです。

その両店で修業した、フラワー・バード・ウインド・ムーンのシュガー社長です。

どちらかと言うと、激しく主張させた素材は皆無ですので、ニュームーンさん寄りかもしれません。

しかし、ニュームーンさんの纏まった魚介系の風味とはまた一味違うのです。

何か別の素材を使用しているとは思いますが、私には、よくは分かりません。

それでもバランスは非常に素晴らしいと思います。

麺は、かなり熟成したと思われる麺です。小麦粉の風味は皆無、細麺でもあり喉越し重視のそれです。かん水もほとんど飛んでいると思われる、5日間は寝た熟成麺であると診ました。

これもどちらかと言うと、当時のフルムーンさんの麺よりもニュームーンさん寄りの麺に感じます。

番数は20番の11時25分~30分くらいと憶測しますが違うかもしれません(爆)

ただ、この熟成の寝せの期間ですが、一概に講釈はできません。

製麺室の温度、複合してからの落ち着かせる時間でも全く違って来ます。

そして、保管状態でも全く違って来ます。

例えば、ザキヤマパソみたいに無菌状態でパソを製造すれば、
進みが極々遅くなります。

どのような製麺室で製麺されたか、どの様な状態で人の手が触れたかでも
違って来ます。

憶測ではありますが、普通の状態で製麺され保管されて
5日間ぐらいかな?と言う話しであります。

さて「おかん」のつけ麺です。

私は食べませんよ!

デフォ以外一ミリとか一ナノメートルも興味が無いと言っているのですから、
味見した時点で少しは興味がある事になってしまいますから食べる事はできません(意地っ張り爆)

まあ、「おかん」が食べたくて、押した「つけ麺」ですから、
私が箸を出したり、レンゲを出すのは迷惑行為でもあると思います。

夫婦であろうがなかろうが、途中で丼を交換して食べたりするなど、個人的には感心はしません。

自分が一番食べたい物をオーダーして、最後まで一人でKKする。

これが一番です。

つけ麺が気になるならば、再訪すれば良い事です。

お店側が渾身の一杯、真剣勝負で提供するラーメンですから、
タイマンであるべきです。怠慢とは全く違いますからね(爆)

連れが頼んだオーダーを気になる様じゃ迷っている証拠です。

遠方から来た来ないは、一ミリも関係ありません。

そこのデフォが美味しく、他のメニューも気になるようならば再訪すれば良いのです。

遠方だから再訪は難しいと考えるならば、大したデフォではなかったと言う事です。

まあ、考え方は人それぞれですので、押し付ける訳では決してありませんし、
個人的にはその様に思います。

非常に治まりが素晴らしい一杯でした。

オーダー後に、チャーシューを炙ってトッピングさせると言う拘り。

本当に素晴らしいです。

あの炙った風味が魚介出汁を更に引き立てているものなのか?

逆に炙らずのチャーシューで、スープを試したとの気持ちにもなりました。

こちらのお店は、将来独立希望者は面接で蹴られます。

足で蹴飛ばされるんじゃないですからね(爆)

全ての従業員がこちらの会社の成長の為に一丸となって仕事に従事しているのです。

そして、この人手不足の今日、数店舗を展開させているにも関わらず、
スタッフを確保できているところは、シュガー社長に対して崇拝します。

心から頭が下がります。

いやぁ~、それにしても本当に治まりの良いスープでした。

無化調風月(爆)