先週の出来事

久しぶりの更新になりますが、先週の定休日に⑧さんからのシャッターができなかった理由は、
我等の荘銀「ポンドライスフィールド支店長」のお父上の
フューネラルに参列しなければいけなかったからです。

因みに、フューネラルがシーズン中の定休日以外であれば、
本当に申し訳ない話ではありますが、参列を断念せざるを得なかったと言う事です。

その時点でできる限りの事はしなければならないといつも思っております。
定休日でなければ通夜に参列するとか、最低限のできる事はあるのです。
奇しくも定休日の木曜日の葬儀と分かり、必ずご焼香に行かねばと言う気持ちが強くなった次第であります。

既出数度ですが、ポンドライスフィールド支店長には本当に助けられました。
いつ倒産しても不思議でなかった琴平荘を救ってくれたと言っても過言ではありません。

これは荘銀さんが救ってくれたのでは無く、支店長が救ってくれたと断言できます!
大昔ほどではありませんが、支店長で全然違いますよ!前のシュガー支店長も◎で
現ロングバレーリバー支店長も最高に◎であります。
あっ!昔いた木村ブシ支店長はそれこそ最高の支店長でありました。

奇しくも、木村ブシ氏の元部下にあたるのがポンドライスフィールド支店長なのです。

最上町支店時代の関係であります。

さて、そんな訳でありましたが、訃報を新聞で見たのが先週月曜日。
葬儀がこの日の木曜日。

本来であれば、その日、或いは翌日にでも飛んで行き弔問をすべきところでしたができませんでした。

これまで支店長に助けて貰った恩、事前に弔問しなかったお詫びの気持ちも含めて花輪を送らせて貰いました。

葬儀会場に入ると、支店長、お母上、そして、支店長の弟さんと思しき
方三名が受付近くにおりました。

この時の挨拶が一番大変で気を使うところです。

小さな声でごにゃごにゃと誤魔化す様に、お悔やみを伝えるのは確かに賢明だと思いますが、
私は支店長とは公私共に最高のお付き合いをしましたので、
「この度は…」などと改まって、その後誤魔化すような言葉は言いませんでした。

掛「支店長、大変だっけの?ほんと気の毒だった!」
支店長「折角の休みだなさ申し訳ね、花輪まで出して貰ってありがどの!」
掛「花輪は当然、どれだげお世話なったが…休みでねば来らいねっけ!」
支店長「んだ、んだ、んだぜのぉ~」

「休みねば来らいねっけ!」が普通は一言余計に感じるかもしれませんが、
支店長は全て分かってくれている方だからこそ、あえて使いましたよ。

ただ、亡くなった理由などは余程近い親類でなければ、聞かない配慮が必要だと個人的には思っています。

さて、そんな事ですが、花輪を送るのは今月だけで三本目です(驚;)
これまで年間ですら三本も送った事もないのに、月間の話ですから
本当に驚きです。

因みに一本目は、私のところの大常連さんへでした。

新聞で知り葬儀に参列はできない事が分かり、すぐにお線香を上げに弔問しました。
どれだけ気の毒で行き難かったか?

言葉の掛けようがありませんでしたよorz

こればかりは、その人の立場にならなければ絶対に分かりません。

親よりも子が先に逝ってしまう場合です。

掛「ごめん下さい~」
母親「とうちゃんやぁ~」号泣

大常連さんのお母上でありますが、私のところに故人と一緒に
いつもお越しになってくれていまして、私のことを「とうちゃん」呼称
している方です。

私は三秒も掛からず涙が溢れ出てしまいました(泣;)

あまりにも悲しく気の毒で、気が動転していまい「一体どうしたんですか!?」と
思わず声を掛けてしまったのです(超大汗;)

泣いてまともに話す事もできないお母上ではありましたが、
お孫さん(故人の長女)が詳しく説明してくれました(気の毒;)

その彼女はサンと同級生でありまして、私の事もいやなくらい知っています。
お父上を亡くしたにも関わらず、冷静に対応してくれました(凄;)

本当に立派になりました。そして、綺麗になっていましたね。
訃報を知った時、お父上にあった時、涙が涸れるほど泣いたに違いありません。
それでも冷静に対応できる立派な大人になっていました。

インフルエンザが原因で命を持っていかれたみたいです。

本当にお気の毒です。大事な常連さんと言う事以外でも本当に残念でなりません。
心からお悔やみ申し上げる次第であります(涙;)

さて、支店長のお父上の葬儀ですが、やはり、昔の上司「木村ブシ氏」は
おりましたよ。

奇しくも席は隣になりました。

木村「アツシ、夜来いよ!」(謎)
掛「なるべく頑張りますが少し遅れるかもしれません!」(謎)

この葬儀ではお孫さん(支店長の長女)の弔辞に泣かされました(涙;)

そして、弔電にも感心しました。

内容云々でもそうですが、披露順です。

この披露順序は喪主を経験した小生からも、喪主が決めると思われます。
順不同と前置きの案内があっても、喪主の決めた順序で披露されると
思って間違いないでしょう!

これまでどれだけの葬式に参列したか数えてはいませんが、
弔電披露順での疑問、違和感を抱いた経験を何度もしています。

しかし、この度の弔電披露は常識的で妥当な順序であったと私なりに感じて来ました。

さすが、喪主である支店長であると感心して披露を聞いていましたよ。
そして、しんがりになります喪主挨拶です。

お父上の誕生から息を引き取るまでの人生の説明を付け加えた
心のこもった挨拶はさすがであったと思います。

安らかにお眠り下さい!心よりご冥福をお祈り申し上げます。

さて、この後は1人精進落としをしにこちらのお店に向かいました。

勿論、蕎麦類です。

肉類が入らない、勿論出汁にも肉が入らない生蕎麦の「ざる」ならば完璧でありましょう!

七味はあまり辛くはないですが、一味は結構辛いです。
私は唐辛子系の辛いのはあまり強い方では無いので、このくらいが
美味しく食べる事のできるラインです。

この日も最高に美味しく頂きました。

店主は相変わらずの激しい出前のピストン。

大旦那は厨房で手際よく切り盛りしていました!
この後大旦那と再び会う事になるのであります。

さて、その場とはポンドはポンドでもスモールポンド家のご葬儀会場に急ぐのでありました。

それこそお江戸庵さんの前にあります、スプリング屋商店さんの「お母上」が
亡くなりまして、親方の一利氏から「つけ」を貰います。

「つけ」を貰うと言う事は、初七日法要にも残り供養をご遺族やご親戚の方達と共にすると言う事です。

遅れては行けませんので、30分は余裕を見て伺いました。

それでもご親戚の方達もそうでしょうが、30名程の人達が既におりました。
しかしながら、御遺族、ご親戚の方以外の一般会葬者ではシャッター長を取ります。
勿論ごっつあんであった事は言うまでも無いでしょう。

講演や講習、様々なものがあるでしょうが、一番後ろの席に座っている人程
どうでも良い人が多い様に感じるのは気のせいでしょうかね?

全てがそうではないかもしれませんが、過去の経験上葬儀でもそんな感じがしないでもないです。

私と親方の関係は、他の業者さんと比較すると一番短いです。
ほんの数年しか経っていません。

しかしながら、間違いなく一番信頼のできる業者さんで、既に
一番深いお付き合いをさせて貰っている事も間違いないでありましょう。

基本的には定休日が無い方で、仕事があれば365日休み無しでも仕事をする人なのです。
基本的に仕事がまれに無い時だけ休みと言うスタンスなのです。

そして、他人の商売の事なのですが、いつもの流れパターンを頭の中に
入れていますので読みが本当に鋭いです。

最高のお付き合いをさせて貰っていると私自身が思っている訳ですから、
親方自身もそう思っていると思います。

そんな事で、一番で葬儀会場に入場したのですが、一番前からつめて座るのが常識です。
少なからず親方に対してもアピールになったと思いますし、
最後部にいたのとは全然違うと思います。

通路の反対側は御遺族、ご親類側です。勿論、喪主の親方が最右に座ります。
逆に私は最左ですから、一般会葬者では喪主と一番近い席に座らせて貰った格好になります。

初七日法要が終り、自ずと精進落としにも呼ばれてきました。

私の席のお隣は、それこそ醤油メーカーの社長でした。

私のところで使用している醤油です。
1Lで540円税込でありますが、私のところでは18L4500円税込で
納めて貰っています。

http://www.nozawa-shokuhin.co.jp/soysauce-kioke/

色々事情と言うか、メーカーと親方の昔からの取引も
ありまして、メーカー直よりも親方から購入した方がはるかに
低価格で買えると言う事になっています。

興味のある方は、是非とも泉屋商店さんまでお問い合わせして下さい!
0235-22-0969(小池まで)

面倒な方は、ネットで高いメーカーから直で購入されて下さい(笑)

メーカーも近年醤油製造が大幅に伸びていまして、また巨大な
杉の木の樽を2つ追加させたと仰っておりました。

さて、精進落としは精々1時間程の滞在が常識でありましょう。

時間を計算して「おかん」に迎えを頼んでいました。
ところが、初七日法要が予定よりも早めに終了したのもあり、
精進落としの席をやや前倒しして開始されたのです。

「おかん」の迎えの15分程前に、親類以外の方達は帰り出します。
私も入り口で「おかん」の迎えを待つのですが、親方が来て「まだ、はえさげいでれ」と再度会場に戻されます。

一杯だけ頂き、トイレに行く振りをして帰ろうとするのですが、入り口に
置いておいた荷物まで隠されてしまいます(汗;)

結局は、親類の人達以外は全て帰り、そして、誰もいなくなった状態になりました(大汗;)

ご親類の方の一人から、「写真をご一緒しても宜しいですか?」と
言われ、ツーショットを撮ったのですが、なぜかエスカレートして
集合写真まで発展してしまいました。

本当に皆さん良い方で、親戚仲も良く深い感銘を受けて参りました。
もう、ここまでやってしまったので、私もこの日から
親方とは親戚付き合いをさせて貰おうと思いました。

お寒い中、最後まで見送りまでしていただき、本当に気の毒で申し訳なく思いましたよ。

一番右の旦那様が、親方のエルディストサンさんであります。
彼の弔辞も素晴らしかった。

私も祖母を亡くしたのが20年前になりますが、彼の弔辞と全く同じ気持ちが
あったからこそ感銘を受けたのだと思います。

因みに彼は、天下のシュガー工務店さんに勤務しています。

何か御座いました、宜しくお願いします。

http://www1a.biglobe.ne.jp/satoh-kohmu/

そのお隣が内儀殿で、それこそ天下の幸楽苑さん城下町店に勤務し、
ミセス幸楽苑さんであります!

「早い、安い、旨い!」城下町管内でこの三拍子揃ったラーメン店は、
こちらと太麺屋さんくらいしか私は知りません。

餃子も激安ですが、中々の味でお勧めです。
ここをご覧の方で未訪の人は、是非ともご来店されてみて下さい!
私は会計時に二度目の満足を感じる事ができていますよ!(マジ!)

http://www.kourakuen.co.jp/store_locator/hokkaido_tohoku/yamagata/003051.html

池田家、小池家、御両家の葬式に出席して来ましたが、本当に素晴らしい葬式であったと思います。

葬式に『素晴らしい』と言う形容詞が適切かどうかは私には
分かりません。それでも正直素晴らしいなと感じました。

素晴らしい葬式とは故人が望む葬式と言う人もいますが、故人には残念ながら分かりません。
故人が臨む葬式であれば、よりよいのかもしれませんが、
遺族であれば、ご臨終の時に泣いて、入棺(納棺)で泣いて、火葬で泣いて、お通夜で泣いて、最後にお葬式で泣く。
そして、多くの人達に見送られるのが素晴らしい葬式と言えるのではないでしょうか!

私は遺族でも親戚側でもありませんでしたが、葬式で泣けた事、
事ほど左様に多くの参列者に見送られた事を見て素晴らしい葬式であったと
言えると思います。

両故人とはお話を一度もした事はありませんが、両喪主へのこれまでのお付き合いの中での感謝は
当然故人への感謝でもあるとも思いました。

両家の葬儀、或いは小池家の精進落としの場においても色々勉強をさせられました。
翌日からの仕事(人生)を力強く歩み出す気力を湧き出させて貰いました。
それこそ私にとっては、素晴らしいお葬式であったと言う事なのです。