蝦夷からの贈物Ⅲ

さあ、そして最後になりましたが、こんな物も入っていました。
紅鮭のハラスとカマの部分です。これには流石に驚き仰天でした。理由は最後の方で…。
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赤い良い色をしていますね。長距離を泳げば泳ぐほど魚の身は赤くなると云われています。       泳ぎながら寝ているという鮪なんかは更に色が赤いですよね。
鰹にしても然りですが…。海底でじっとしている鰈や平目などは逆に身が透明で白身と云われています。
そして、それこそ高級魚の「時鮭」です。
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普通鮭といえば、秋味とも云われ秋に捕れますが、このトキシラズという鮭は春から夏にかけて捕れます。
春鱒(サクラマス)が馬鹿旨なのと同じで、このトキシラズも秋の鮭とは全く比べ物にならない程美味しいのです。
というかこれまではトキシラズの塩引きしか食べたことはありません(自爆)
本当に旨いものは、下手な加工は要りません。焼くか切るだけで旨いのです。
切るは刺し身の意味です。
塩振り焼きか刺し身以外の料理は、この魚には要らないと云われているほど旨いのです。
これは、3,4切れ刺し身にして、あとは塩振り焼きで全て私の胃袋に入れるつもりです(爆)
ということで何に驚いたかと言いますと、こんなシールが貼られていました。
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中辛です。私はカレーは激辛ですが、鮭類は中辛以外は買いません(笑)
激辛ではしょっぱすぎますし、甘口では全く物足りない味だからです。
というか私の好きな紅鮭を送ってくれたことも吃驚ですが、それは偶然かもしれません。          しかし、ハラスとカマの部分が最高に大好物であるということと、中辛まで揃うとただ事じゃ        ありませんなぁ~。
実は、昨年の晩夏に蝦夷に行った時に、この友人からS幌のC央魚市場へ連れて行って貰い      ました。
その時に私の買い物を見ていたものか?凄い観察力ですね。
昆布や他の物を見ていて、私の買い物など見ていなかったようにも思われますが、恐らく後ろ       にも眼が付いていたのでしょう(爆)
まあ、それは冗談にしても感服ですね。気が利くというのは言うまでもないですが、鋭いですよね。
大好物で貴重な物を送って貰ったという感謝も大きいですが、それ以上に驚いたのも正直な        ところです。
私もやられたままでいるのは嫌いですから、近いうちに必ず仕返しwしたいなと考えています(爆)
本当に感謝の気持ちで一杯です。(終)