崖岩の謎

穏やかです。今日の三瀬海岸です。
この岩の正しい呼称をわかる方が何人くらいいるでしょうかね?もしかしたら、地元民でも         9割以上も間違った呼称をしているものかと思われます。
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誰もが「だき岩」と呼んでいるのではないでしょうか。さにあらず!「がけ岩」です。
葉山からの崖崩れ岩ということのようです。崖崩れ岩が短縮されて「崖岩」なのでしょう。
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そして、崖岩が訛って「だき岩」になったのでしょうか?
違うようです。抱岩は実際に存在します。葉山下から岩場を歩いて、西島、八乙女ヶ浦方面へと行くと木材で作られた橋があります。この渡る前の岩と渡った後の岩を抱岩と言います。
抱き合ったような格好をしているので、抱岩です。この岩との呼称間違いが生じたのかもしれません。
ついでに馬の背の位置についても、この抱岩のすぐ先が真の馬の背だったのです。
明石釜を越えて、西島へと向う途中、仁王門の上の部分を馬の背と呼んでいる人がいますが、違います。
馬の背と言われるように、馬の背中くらいしかないところを背筋を寒くして渡ったと言う話を聞きます。
昔は命懸けで西島、八乙女ヶ浦へと釣りに行ったと言う事です。あまりにも危険が伴う為に、発破を掛けて貰ったということです。
国道7号線の工事中の時代ということですから、私はまだ生まれていませんね。ですので、現在は馬の背は無くなってしまったと言うのが正しいでしょう。