S瀬K比神社関連Ⅰ

ということで、K比神社の直会殿を過ぎて、更に数段の階段があります。
これが階段側のヒサカキです。神社の境内には必ず植えられている木で、神事で使用されていますので知らない人はまずいないのではないでしょうか。
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ただ、サカキと混同というか勘違いされている方がまだ多くいるようです。
ヒサカキはサカキよりも小さい姫サカキが訛ってヒサカキとなった説と、サカキと混同されないように、サカキではないということで非サカキということで、「サカキにあらず」という説があるようです。
そして、本殿側のサカキです。サカキは榊と書くように神様の木です。神と人間の境の木ということでサカイキが訛ってサカキになったと云われているようです。
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常緑樹で落葉しないことから、繁える木(サカエキ)が訛ったという説もありますが、常緑樹は他にも沢山存在しますので、後からのこじ付けの部分があるのではと思います。
ということで庄内ではサカキ自体が珍しいですので、神事には全て植えられたヒサカキを使用しています。
比較してみましょう。
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左がサカキで、右がヒサカキです。色も全く違いますし、サカキの葉の回りにはギザギザが無いのに対して、ヒサカキはギザギザがあります
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因みに、このサカキの大木はT岡市の天然記念物に指定されています。というかここの          森全体が国の天然記念物に指定されていますので、雑木一本切ることも許されません。
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枝を折ることも絶対にやめて下さい。
念の為断っておきますが、この枝は2月26日の好天の日に拾って撮影したものです。それ以前の猛時化の時、暴風で折れて落ちたものと思われます。
続く…。