天才「知見麺工場」

知見氏の製麺工場は麺屋 棣鄂(ていがく)と言う製麺業をされている企業ですが、棣鄂とは登校を一定期間停止する処分で学生としてあるまじき行いなどをしたり或いは補導されたりして罰として与えられる事ではありません(爆)

詳細は割愛しますが、京都弁で言うと「兄弟仲が良い意味違いますか?」(爆)

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そんな事ですが、社長は工場長知見氏の実の兄上であると言います。
工場長の知見氏は専務取締役になっています。

そんな兄弟で仲良く経営される様に屋号が考えられたのだと思います。

因みに、私が屋号を替える時はあやかって「麺屋停学」で行こうと思いますが駄目でしょうか?(爆)

因みに、Y二先輩が開業したとか太麺屋さんが屋号変更になった場合は
「麺屋退学」でどうでしょうか?(核爆)

冗談はさておき、当然ながら工場突入準備は半端の無い厳しさです。

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安全(衛生)第一は言うまでもありません。

出入りするスタッフ等も保健所の職員が模範にする手洗いを超えた洗い方をしていたのを私はガン見していました(凄;)

これは麺作りをする以前の問題で徹底された指導をされておりました。
さすがです。これを見ただけでもここまで来た甲斐があると言うものです。

最初に案内された場所は小麦粉の収納倉庫ですがビックリ仰天(汗;)

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知見氏は「今日はさびしい」と仰っていましたが凄い量です。
一日少ない日でも100袋を使用するそうです(爆)
一袋は25kです。もう小学生の算数の問題にもできる次元です(核爆)

既にここからこの日は100袋を移動していたのですから、まさに桁違いとはこの事です。

簡単に比較すると、私のところの8ケ月分を1週間掛からずに使用する計算になります(大汗;)

粉の銘柄の種類も半端無いです。製粉会社も1社や2社なんてもんじゃありません。

ミキサーも50k入れ二つでフル回転。
お昼休みも交代で休まず動いています。

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このミキシングは低加水麺の様です。

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もう一方はやや加水の多い麺で着色された黄色い麺です。
ビタミンを注入と言います。

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リポビタンなんかの栄養剤を呑んだあとの小さい消費税は
黄色になると説明すればより分かり易いと思います。

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そして、麺帯にして休ませます。

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麺帯にしてから暫く時間が経過しているにも関わらず汗をかいていません。
収納倉庫が一年通して常温。製麺室の温度は一定の温度にしているそうですが、麺帯収納袋は汗をかかないと言います。

その工夫が製麺室の温度、かんすいの水温なのだと言います。

四季が無く温度差の上下がそんなに無い土地なら最高でしょうが、
そうは行きません。特に季節の変わり目には細心の注意を払っていると仰っていました。

もうこの時点で自家製麺する自信が無くなって来たのでありました(核自爆)

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そして、今度は切り出しの段取となります。

お昼休みを終えた従業員が続々と入室して来ます。
大体が12時50分~55分には入室して来ました。

さすがと言うか、ここの会社にしてみれば当たり前の事なのです。
お昼休みが1時までとの認識か?或いは午後の稼働が1時からの
認識とかは関係なくしても、普通は1時から仕事ができる状態でないといけない訳です。

その当たり前の事が出来ていない企業もまだまだ多々あるみたいですからね。
最低でも5分前行動は当たり前の事なのです。

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そして、世界に一つだけの刃「ウイング麺」の切れ刃です。

私のところの切れ刃で4万円くらいなのですが、この刃は10倍までは
しないそうです(核爆)

ウイング麺刃

京都でも一流のフレンチ或いはイタリアンのシェフ等が使用していると
言います(凄;)
そして、余談になりますがラーメン作りの達人で麺打ちのスペシャリスト
らぁ麺山口のにゃみ氏が自家製麺から知見氏の麺に切り替えたのですよ(驚;)
製麺所から取り寄せして、自家製麺に切り替える人は多くいても
逆はあまり聞いた事がありません。

あの全く妥協なき達人にゃみ氏が、知見氏に命の次か次に大事な麺を
任せているのですから、知見氏の技術がどれほどのものかお分かり
頂けると思います。

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このウイング麺は、当然ですが食べた人にしか分かりません。
是非、お問い合わせし購入して限定とかのメニューにでもしたら
爆発しますで!(笑)

私も以前20玉程頂きましたが、恐ろしい程の旨さ、そして個性がありました。
混ぜそばでも最高でしたし、つけ麺なんか泣きそうになりましたよ。
勿論熱いスープでも最高にOKです。旨い麺なんかどうして食べても旨いに決まっていると言う事です。うどんの出汁で食べても旨いですよ!(爆)

現在自家製麺している、或いは他の製麺屋さんから卸して貰っているなど全く関係無しであります。まずはこの麺で個性ある限定を作り上げれば良いのです。

その他にも通年安定した麺が打てない方とか今の業者にたまにブレが生じるなどの懸念がある方なんかは1度ご相談されてみるのも賢明かとも思われます。

さて、興味のある方は今すぐ電話0120…あれっ?フリーダイヤルはなかったかな?(爆)

TEL  075-632-8900
FAX  075-632-8901
メルアド info@teigaku.com

詳細は下記で!
http://teigaku.com/

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検品にも徹底しています。小麦粉を入れた時点から何度となく検品
の連続です。

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知見氏は工場内では鋭い眼光で目付きが変わります。
あんな目で見られたら、高校時代の私でも目を逸らしてしまいます(爆)

マジで普段お話していて楽しい知見さんですが、工場内では恐いです(核爆)

このまま友達でお付き合いして行っても大丈夫なのだろうかと
心配になる程でした(核爆)

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亡くなった佐野氏が食材の鬼ならば、まさに知見氏は麺の鬼です。
しかし、凄いスピードで麺が完成されて行きます。
まさに流れ作業でガンが1人でもいればどんどん仕事が遅れて行きます。

皆若い従業員ばかりです。

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悔しいですが、私みたいな年寄りではもはやこの麺工場においても
通用しないだろうと痛感してきましたorz

地道にコツコツマイペースでやるのが一番ですよ(苦笑)

出来上がった麺の保管室の一部です。ここで普段の半分以下、
多忙時は4倍。この他にももっと大きな保管室がありました。

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室内温度も違う保管室。企業秘密なんて言っている企業程大した事が
無いと言っている人もいるみたいですが、知見氏は企業秘密一切無しで全てをお見せしてくれて説明してくれました。

見ていないのは決算書と銀行の預金通帳くらいです(核爆)

この他にも貴重な説明をお聞きしましたが、
知見氏の会社に配慮して割愛させて貰った部分が御座います。

もう勉強になったのを通り越して恐くなりましたorz
教えていただいても真似のできない部分も多くありましたが、
できるだけそれに近い方法を取り入れていければと思っています。

来年はO田氏の顔で東洋水産を見学させて貰えばとも思っていましたが
止めます(核爆)

来年は製粉会社見学研修ができればと思っていますが、
今から来年の話をすると知見氏(鬼)から笑われるといけませんので
明言は避けたいと思います(爆)